ラル優勝!世界選手権クオリファイを兼ねて関東J/24フリートレース開催
3月6日、今年初回となる「J/24関東フリートレース」に12艇が参加しました。今回のフリートレースは、9月に和歌山で開催される世界選手権のクオリファイレースも兼ねており、〈ラル〉、〈スピーディーブルー〉、〈テンプス〉、〈サラサ〉、〈KGUSC〉(J/24リップルのセカンドチーム)の5艇が、世界選手権への切符獲得に向けてエントリーしています。(文・写真/J/24関東フリート広報)
予報された風は吹き上がらず。2レースおこなわれた2016年第1回J/24関東フリートレース
予報では西から接近する前線の影響により、昼過ぎから吹き上がる様子。初回からハードなレースになることが予想されました。朝はスタート予定時刻になっても風弱く、風向も安定しないためAPが揚がります。しばらくして南南西に風向が定まってから第1レースが始まりました。
風は吹き上がる気配など露ほど見せず、数艇がスタートに出遅れるほど風は弱いまま。オールクリアでスタートし、フリートは左右に向かう2つの艇団に分かれます。
風上マーク付近までセパレートした状態は続き、左海面に進んだ艇がブローをつかんでやや有利のように見えました。その後も微風のままレースは展開しましたが、2上マークを回ったころに風が弱まり、なかなか次のマークに近づけない我慢の展開が始まります。
そんな神経の磨り減る戦いの中、トップでフィニッシュしたのは女子チームの〈ラル〉、続いて〈サラサ〉が2着となり、その後ろに〈月光DIANA〉、〈月光〉が続く形となりました。
その後、曇り空のなか少し風が上がりますが、予想に反して吹き上がる気配はなく、軽風のなか第2レースが始まりました。スタートではアウター寄りの数艇が高く、X旗が上がりリコール艇ありのスタートとなりました。
風はマークに対してやや左より、コースの選択肢が少ない分スタート後の位置取りとボートスピードの勝負。風上マークをトップで回航したのはまたしても〈ラル〉、リードを保ち余裕を持って次のレグへ進みます。
その後も大きな順位変動はなく、〈ラル〉、〈サラサ〉が第1レースに続きワンツーフィニッシュ。その後ろに〈テンプス〉、〈月光DIANA〉が続きました。
今回のフリートレース兼クオリファイレースは、この2レースをもって終了しました。クオリファイの参加艇は、このレースで世界選手権の出場権を取得したことになります。
予報が当てにならない難しい気象のなか、選手、運営の皆さんお疲れ様でした。次回の関東フリート主催レースは3月27日、第2回フリートレースの予定です。皆さまのご参加をお待ちしています。
優勝の〈ラル〉(写真)ほか5チームが世界選手権出場の権利を獲得しました
====================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ジャストヨット運送
日本レジャーチャンネル
ベイトリップ セーリング
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
関東ミドルボートオーナーズクラブ
リビエラリゾート
Velocitek
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ファクトリーゼロ