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ドラゴン日本3位入賞!ホンコン・ドラゴンチャンピオンシップ

 1月22〜24日まで、ロイヤルホンコンヨットクラブ(RHKYC)主催で「ホンコン・ドラゴンチャンピオンシップ」が開催されました。
日本からは昨年の全日本チャンピオン艇〈FALCO〉が参戦。チーム編成はヘルムスマンに澤田、スピントリマー・ミドルポジションに安田、ジブトリマー・フォアデッキに猪上、総監督に田和(陸上サポート)という布陣で臨みました。(レポート・写真提供/猪上真教)

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香港島南部でおこなわれたホンコン・ドラゴンチャンピオンシップ

 レース期間中の天気予報は大荒れ…。日本を襲った記録的な寒気は香港にもその影響を広げていました。われわれ以外の参加チームはドラゴンの重量制限上限である280㎏に近づけるべく、4人乗りのチームが多く、ウェイトイン終了後にほかのチームから

「今回はものすごく吹くから、誰か体重の軽いセーラーを紹介しようか?」
 と心配されるほど。

 今回は、よく知られているコーズウェイベイのクラブハウスではなく、ミドルアイランドのクラブハウスをホームポートとし、香港島の南部にあるラマ島東海域がレースエリアとなっています。

 ミドルアイランドは、島と島との間を吹き抜ける強風で出港を躊躇するような場所。瞬間では30ノットを超えるブローの中、セーリングで出艇していきます。

 初日のレースは北東からの12〜28ノット強の風域。ラマ島からの吹き下ろしで湾曲するシフトと高い波、そして速い潮流にわれわれだけでなく地元香港のセーラーも翻弄されていました。

 体重不足を懸念されていた通り、クローズホールドでは実際にブローが入った際にバウを落とされる場面も多く、波の悪さも重なり難しいハンドリングを迫られました。

 1レース目1上マークでは後ろから数えた方が早いポジションで回航をしましたが、その後の展開では潮の流れをうまく味方に付けることができ、5位でフィニッシュ。

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日本の〈FALCO〉は強風で踏ん張り、軽風で前に出て上位を保守

 2レース目は澤田ヘルムスマンのスタートが抜群に良く、クローズホールドでも風速が落ちてきた事で走りやすい時間を見つけては滑りを意識し、上位ポジションでレースを展開。3レース目も1上を上位で回航し、その後大崩れすることなく初日を5-3-5の13ポイントで初日2位。

 初日首位に立ったのは手堅いポジショニングでスコアメイクをしたオランダチームが3-2-2の7ポイント。3位以下もポイント差は少なく、一つのミスで大きく順位の入れ替わるワンデザインフリートであることを改めて痛感しました。

 2日目は風向が北西に変わり、ラマ島からの吹き下ろしの影響がより大きくなり、フリートを翻弄。目まぐるしく順位が変わり、最終レグで複数の艇が数秒差の中フィニッシュラインに飛び込んでいきます。われわれはこのレースでポイント差の近かった艇の後塵を拝し順位を落としました。

 2レース目は、スタート後にラマ島に近づくと波が悪い場所が広く、吹き下ろしの大きなシフトで走りにくくなり、艇団中位で1下マーク回航。回航後我々だけ島に寄せずに右に伸ばす展開へ。リフトを長く掴んだ後、風向がイーブンになったところで返すと逆サイドの上位艇団と絡む形でマーク回航に。

 下マーク回航時にはトップ回航したものの、その後のシフトをうまく掴み切れず3位でフィニッシュ。3レース目は風が上がり25ノット以上になりましたが、うまく走り切りこのレースを3位でフィニッシュ。

 3日目はレース海面で38ノットを観測し、レース中止に。正直ホッとしました…。2日目までのレース結果が最終結果となり、われわれは最終総合成績3位。なんとか表彰台で終えることができました。

 優勝は手堅いタクティクスとボートスピードで他を圧倒したオランダチーム。2位は香港ドラゴン界のレジェンド、ローウェル・チャン。上位2艇のヘルムスマンは共に70歳越えです! セーリングの奥深さを改めて知ることのできたレガッタでした。

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〈FALCO〉チームのみなさん、おめでとうございます

最終成績 (カットレース集計後の総合ポイント)
1 NED 373 Ronald Pfeiffer 9ポイント
2 HKG 46 Lowell Chang 19ポイント
3 JPN 52 Akira Sawada 19ポイント
4 FRA 365 Guyader Christian 21ポイント
5 HKG 1 Marc Castagnet 25ポイント
6 HKG 55 Tam Nguyen 28ポイント
7 HKG 41 Virgile Bertrand 34ポイント
8 HKG 12 Jpseph Chu 35ポイント
9 SNG 31 Vladmir Borstnar 36ポイント
10 HKG50 Phyllis Chang 36ポイント
以下略


ホンコン・ドラゴンチャンピオンシップ・ダイジェスト映像

 ドラゴンは以前オリンピック艇種でもあり、日本でも10数艇が今でもレースをしています。活動は西宮、江の島、富山などで行われています。

 興味ある方は
https://www.facebook.com/japandragons/
 からコンタクトしてみてください。

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