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1月恒例シングルハンド祭り。三保ミッドウインター2016レポート

 1月23、24日、新春恒例シングルハンダーの祭典「三保ミッドウインター2016」(静岡県清水港・三保海水浴場沖)が開催されました。全国からシーホッパー級とレーザー級そしてモス級の計37艇が世界遺産・富士山を臨む真冬の三保に集結。今年も大いに盛り上がりました。(レポート/皆川 基 NPO法人 清水港ヨット協会)

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毎年1月恒例の三保ミッドウインター。日本列島を大寒波が襲った週末ですが、大会初日に2レース実施できました

 大会前から三十数年ぶりの大寒波がやってくると報道されるなか、初日は比較的穏やかな状況下で無事2レースを実施できました。東ののち西という不安定な風向きに加え、三保湾内特有の局所的なブローを拾うのに地元選手でさえも大変苦労したようです。翌日は強風が予想されるということで、選手たちは気持ちを切り替え次のレースを楽しみにしていました。

 その翌日はというと、早朝は西の強風とはいえ15ノット程度で、十分レースのできそうな状況だったのですが、9時になると予報通り40ノットオーバーまで吹き上がりました。

 帆走指示書で12時以降のスタートはしないとの取り決めだったので、何とか1レースでもできればと願ったのですが、これ以上風が落ちる見込みはないとの判断で9時半にやむなくレースは中止に。結局初日の成績で順位が確定しました。

 各クラスの優勝は、シーホッパー/レーザー級が地元清水の杉山武靖選手、同SR/ラジアルは小屋エミリ選手、そしてモス級は藤野隼選手でした。皆さんおめでとうございます!

 今大会の楽しみといえば、レースだけでなく様々なアトラクション。大会初日の夜に隣接する水族館(東海大学海洋科学博物館)で行われた懇親会では、協賛企業ご提供の豪華商品が当るビンゴ大会や参加フリートの紹介が行われた他、5月のワールドにも出場するモス級3選手も熱い意気込みを語ってくれました。

 また2日目にも、マストケースやバッグが当るジャンケン大会や、スタッフによるうどんのサービスも行われ、三保流のおもてなしがいっぱい詰まった大会となりました。閉会式後の選手たちは、三保松原やマグロ市場を訪れるなど三保観光を堪能したようです。

 地元有志が手作りで始めた本大会、今後も様々な工夫を重ね、選手はもちろん地元の皆さんにも一層楽しんでもらえる大会にしてきたいと思います。

 また、今年は全日本シーホッパー級選手権も三保で開催されます。日程は9月9日〜11日の3日間。今回来られた方もそうでない方も、ぜひお越し下さい!

 今大会の詳細はこちらをご覧ください。
NPO法人・清水港ヨット協会
http://www4.tokai.or.jp/sya/
日本シーホッパー協会
http://seahopper.net/

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三保ミッドウインター、第2レース上マーク

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シーホッパーSR級/レーザーラジアル級のスタート

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モスのフォイリング。今年は3艇の戦いになりました

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水族館でおこなわれたレセプション

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シーホッパーSR/レーザーラジアル級級成績

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シーホッパー/レーザー級成績

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モス級成績

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