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みんなのパワーを青島へ!ナクラ17級リオ五輪出場枠を掛けISAFワールドカップ開幕

 バルクヘッドマガジン編集長は、はるばる中国青島(チンタオ)にやってきました。取材する大会は、明日からはじまるISAFセーリングワールドカップです。この大会は、リオ五輪の出場枠を掛けて戦うナクラ17級のアジア大陸予選で、日本からは後藤浩紀/田畑和歌子(SAILFAST/アビームコンサルティング)が出場します。(BHM編集部)

 ナクラ17級に出場するアジアの国は、中国(5艇)、香港(2艇)、日本、シンガポール、タイの5カ国10艇。このなかで1位になった国にリオ五輪出場枠が与えられます。これまで国際大会に1度も出ていない中国が、5艇を急遽購入して出場するパワーには驚かされますが(10代の選手が多いようです)、過去のレース結果を照らし合わせれば日本がいちばん代表に近いのは間違いありません。

 とはいえ、ヨットレースは何が起きるのか分かりません。これまでアジア選手だけでナクラ17のレースが行われたことはなく、さらに不慣れな中国のレース運営を考えると想定外のできごとがおこるかもしれない。でも、そんなことを考えていても何も始まらず、傍観する取材者としては、普通の試合がおこなわれ正しい結果がでることを祈るばかりです。

 また、今回のワールドカップはナクラ17級だけでなく、470級、フィン級のアジア大陸予選も兼ねています。日本の470級はすでに出場国枠を獲得しているので関与しませんが、470級には中国、韓国、インド、香港、シンガポール、フィリピンが出場します。

 フィン級は中国とイランの一騎打ちです(中国9艇、イラン1艇が出場します)。どの種目も熾烈な戦いが始まろうとしています。ちなみに日本で活動しているフィン級の選手は、いまのところいません。

 ナクラ17級も、もし後藤/田畑が挑戦していなかったなら、日本はまったく「知らない世界」「蚊帳の外」でした。この未知の世界に足を踏み入れた彼らの挑戦は、日本のセーリング史がつづられていくなかで大きな意味があると考えています。彼らの挑戦する勇気に敬意をあらわすのはもちろん、願わくはリオ五輪の切符を手にして欲しい。

 さあ、ナクラ17級の五輪出場を掛けた決戦は明日からはじまります。みんなのパワーを青島へ送って下さい。がんばれ、ナクラ日本!

◎ISAF SAILING WORLD CUP(成績、ニュース等)
http://www.sailing.org/worldcup/home.php

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編集長が中国に来るのは4度目ですが青島は初めて。2008年北京五輪の開催から町は大きな変貌を遂げているようで、新設のビルやマンション、外資系の大型ショッピングセンターが立ち並ぶ大都会です。写真はホテルから見える風景で、高層マンション群に囲まれています。明日からのバルクヘッドマガジンをお楽しみに!(とはいってもネット環境は最悪なのですが…)photo by Junichi Hirai

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