昨年、バルクヘッドマガジンで寄付のお願いを掲載した、きょうこちゃんのドナー手術が成功しました。きょうこちゃんは、470級でオリンピックに挑戦していた原（現・三輪）典子さんのお嬢さんです。典子さんと、きょうこちゃんを救う会副代表の浜崎栄一郎さん（シドニー五輪470級代表）からメールが届きましたので、掲載いたします。（BHM編集部）

セーラーのみなさまへ

昨年末より全国のセーラーのみなさまのご協力を得て応援してきた「三輪響子（みわきょうこ）ちゃん」について、現況をご報告させていただきます。

響子ちゃんは、皆様から募金頂いた資金で今年1月に渡米できたものの、その後思うようにドナーが見つからず不安な日々もありましたが、5月にドナーが現れ手術を受け、その後、リハビリを経てこの6月に無事アメリカの病院を退院したとの連絡を受けました。

ドナーがうまく見つからない期間、一時、母親の典子さんから不安な思いのメッセージも届きましたが、いま、きょうこちゃん自身は、帰国に向け一生懸命リハビリに取り組んでいるということです。

典子さんからのメッセージも届きましたので、併せてご紹介させていただきます。また写真も届きまして、きょうこちゃんが口を尖らせ「気持ちいい」と風を感じているシーンだそうです。

あらためて、皆様の暖かいご支援に対し深く御礼申し上げると共に、また、ドナーの方のご冥福もお祈り申し上げたいと思います。

このように全て人のつながりによって、個人があるのだということを、私自身もこの活動から学ばさせて頂きました。ありがとうございました。（きょうこちゃんを救う会 副代表 浜崎栄一郎）

きょうこちゃん。手術を無事終えてリハビリに励んでいます

典子さんからのメッセージ

娘、響子は、無事に移植手術を受ける事ができ、拒絶反応もなく順調に回復しております。今は脳梗塞で麻痺した右手足のリハビリに励んでおります。

娘は、見違えるほど日に日に元気になり、「生きていて良かった」と言えるようにまでなりました。

みなさまのご支援、ご協力のおかげでここまでたどり着けました。応援してくださりました皆様の思いを忘れず、娘とこれからを生きて行きます。ありがとうございました。（三輪典子）

◎2014年11月13日 バルクヘッドマガジン記事・セーラーのみなさまへお願いがあります。
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