Loading

シュビシュバ優勝!春の関西ミドルボート選手権レポート

 5月30、31日、兵庫県淡路島・サントピアマリーナ沖を舞台に「2015春の関西ミドルボート選手権」が開催された。関西に拠点を置く30〜35フィートの20艇のエントリーがあり、初日のスタートから最終レースまで、終始熱い戦いが繰り広げられた。(レポート/関西ミドルボート選手権実行委員会、写真/山崎武敏)

15.06.05_DSC_0276_1 (1)
絶好の風で6レースおこなわれた関西ミドル選手権。写真は総合、IRC Aクラス、X35ワンデザインクラス優勝の〈CHOVE CHUVA〉。photo by T.Yamazaki

 レース初日は風の振れや強弱はあったものの、8〜13ノットの風が比較的安定して吹いたため、第4レースまで行うことができた。第3レースの途中で大きく右に風が振れたため、コースの変更があったが、それも含め全て順調であった。この海域では非常に稀なことである。

 コースは風上/風下で1〜1.2マイルの距離を取り、4レグ(2周)で行われた。6レグ(3周)のコースも用意されていたが、レース数とタイムリミットの関係上、採用されることはなかった。

 初日のレース終了後に開催されたビアパーティーは、よく冷えたビールとレース談義で大いに盛り上がった。何とその結果、予定にはなかった翌日の第6レースの追加が提案された。少々難色を示したチームもあったようだが、最終的には、全チーム満場一致で決定したのであった。

 翌日のレース2日目。各チームはこの海域特有の早い潮流に苦戦した。第5レースは風速5〜8ノットで、川のように流れる潮流に逆らって風上マークに向かうためになかなか艇が進まない。

 風下マークではアプローチする艇が横に流されてオーバーコースになる。コースが短縮されたため全艇フィニッシュすることができたが、非常に辛いレースであった。

 追加された最終第6レース、風速は10〜14ノットに上がり潮流も緩やかになったため非常に良いコンディションであった。水を得た魚のように風を得たミドルボートは生き生きとコースを帆走し最終レースを締めくくったのである。

 〈CHOVE CHUVA〉が総合優勝、Aクラス優勝、〈AGNES〉がBクラス優勝という結果で、上位チームには淡路島特産の玉ねぎやワインなどが贈られた。また、総合上位3艇のX35クラスは、毎回順位が入れ替わる見事な戦いぶりを見せていた。

15.06.05_DSC_0222_1 (1)
大会のベースは淡路島サントピアマリーナ。風向によっては岸の影響でシフトが激しく難しい海面です。2日目はマーク変更、コース短縮もおこなわれました。photo by T.Yamazaki

15.06.05_DSC_0237_1
FARR31ワンデザインクラス優勝の〈AIR SUPPLY〉。photo by T.Yamazaki

15.06.05_DSC_0227_1 (1)
福岡から遠征した〈GALAXY〉(C&C30)。C&C30は今年日本に入ったばかり。注目のレースボートです。photo by T.Yamazaki

15.06.05_DSC_0019_1 (1)
IRC Bクラス優勝の〈AGNES〉。photo by T.Yamazaki

15.06.05_result
2015春の関西ミドルボート選手権大会 成績表

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ジャストヨット運送
ポールスチュアート
日本レジャーチャンネル
リスクマネジメント・アルファ
ベイトリップ セーリング
ベストウインド
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
日本ORC協会
Velocitek
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ファクトリーゼロ

CATEGORY:  INSHORENEWS