オールコンディションの風が吹く!セイルヒロシマ 2015レポート
5月29日〜31日、広島観音マリーナで「SAIL HIROSHIMA 2015」が開催されました。中四国地方、九州地方の学生やそのOB、また関東地方からのエントリーもあり、470級が30艇、スナイプ級30艇により行われました。(レポート・写真/SAIL HIROSHIMA実行委員会)
5月の定番レースとなったSAIL HIROSHIMA。今年も学生、社会人が広島観音マリーナに集まりました
今年は招待コーチとして470級の中村公俊さん、招待選手としてスナイプ級の安部賢司さん・山近宏さんペアを招き、海上でのコーチングや陸上での講習会を行いました。
1日目は朝からどんよりと曇り、前日はグルグルと勢いよく回っていた風見にも元気がありません。昼前には冷たい雨も降り始め、15時25分にAP+A旗が揚がり初日は残念ながらノーレースに終わりました。
しかし、そんな風待ちの間には、昼前と夕方に2度の講習会が行われ、日本トップレベルのセーラーがどのような走らせ方をしているのか、何を考えながら練習やレースに臨んでいるのかを聞くことができ、学生にとって非常に有意義な時間となったことでしょう。
全日本インカレを見据えてトラペロイドコースを採用
2日目は初日とは打って変わって朝から快晴。470級は8時30分、スナイプ級は8時40分にD旗が掲揚され、いよいよ出艇です。今年は、全日本インカレを見据えてトラペゾイドコースで行われました。
第1レースは約4.5m/sの安定した北東の風でしたが、第2レースの途中から急に風が落ちて、続く第3レースも大きなシフトとブローの強弱に翻弄される、難しいレース展開となりました。そして第3レースが終わったころに徐々に風が南に回り始め、第4レースの風は約5m/sの安定した南からのシーブリーズが吹き出しました。
計4レースを消化した今大会。結果的に陸風からシーブリーズ、順風から微風、そしてシフトやブローといったオールコンディションを制したのは470級が佐藤/高須ペア(日大OB/広島大学…4点)、スナイプ級は内田/椎野ペア(関東フリート…3点)でした。どちらのペアも圧巻の走りでした。
今年のSAIL HIROSHIMAでは、初日の講習会で得た知識を二日目のレースで実践し、さらには海上にてアドバイスを聞いたり、レース後も講評を頂いたりと、学生にとっては大きく成長できた大会になったはずです。
中村さん、安部さん、山近さん、そして参加いただきました選手のみなさん、本当にありがとうございました。また来年も沢山の方々のエントリーをお待ちしております。
SAIL HIROSHIMA
http://www.sailhiroshima.com
今年のSAIL HIROSHIMAは毎レースごとにコロコロとコンディションが変わり、対応力が要求されました。写真提供:平井基博(レーザー広島フリート)
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