熱闘!相模湾クルーザーレース。ミドルボート選手権 & ゴールデンウィークIRCレガッタ
5月3〜5日まで相模湾で開催された「ミドルボート選手権 & ゴールデンウィークIRCレガッタ」の成績と写真です。相模湾インショアレースで最大級のエントリーを誇るミドルボート選手権は、36フィート以上のビッグボート、スポーツボートが出場するゴールデンウィークIRCレガッタと併催され、合計49艇が出場しました。今年はORCクラスが単独クラスとして実施されるなど相模湾のクルーザーレースシーンに勢いが感じられます。大会は強風ありの好条件に恵まれ、初夏のヨットレースを満喫しました。成績は次のとおりです。(BHM編集部)
ミドルボート選手権成績 参加33艇
IRC A 〈ESMERALDA〉(A35)
IRC B 〈ADONIS〉(FIRST35)
ORC〈EBB TIDE〉(B&C37CR)
OPEN〈PULMERIA〉(VITE312Fk)
ゴールデンウィークIRCレガッタ成績 参加16艇
IRC A〈KARASU〉
IRC B〈ESPRIT〉
総合〈KARASU〉
※「ミドルボート選手権 & ゴールデンウィークIRCレガッタ」の写真をフォトギャラリーに掲載しています。ぜひ御覧ください。
◎バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー
ミドルボート選手権 & ゴールデンウィークIRCレガッタ
20ノット前後まで上がる風に恵まれた大会2日目。3レース中、4レグ1本、5レグ2本と社会人の多いクルーザーセーラーには肉体的にきつい内容となりました。photo by Junichi Hirai
IRC Aクラス優勝の〈ESMERALDA〉。昨年のミドルボート選手権に続いて二連覇です。今年の目標は7月に蒲郡で開催される全日本ミドルボート選手権です。photo by Junichi Hirai
カラフルなスピンが並ぶ、と言いたいところですが、写真以外ではまっ白スピンが多くなり、派手さなく物足りなさを感じます。セールとハルカラーにもっと自己主張を。photo by Junichi Hirai
IRC Bクラス優勝の〈ADONIS〉。スコアを1位と2位で埋め尽くし圧勝を飾りました。photo by Junichi Hirai
オール1位でIRCレガッタ(ビッグボート+スポーツボート)優勝した〈KARASU〉。この勢いは8月ジャパンカップでも発揮されるでしょうか?photo by Junichi Hirai
復活開催されたORCクラスには7艇出場。優勝は〈EBB TIDE〉です。photo by Junichi Hirai
IRCレガッタでは、関東ミドルの枠に入らない36フィート以上のビッグボートとスポーツボートのクラスが採用されました。編集部が海上で取材した印象は、スピードを重視したジェネカー艇と上下レグのIRCレーティング対策を考慮したスピンポール艇が競うのは「ポイント」がズレているように思いながら観戦していました。これを総合して競うのがレーティングレースなんだよ、と言われればそれまでですが、アップウインドはまだしも、ダウンウインドのコース取りが違いすぎて、別の種類の船が走っているようです。例えば、470と49erが戦っているような。いま国内でもハイスピードのジェネカー艇が急速に増えてきていることからも、ブイまわりレースのクラス分けは、見直していく必要がありそうです。photo by Junichi Hirai
クルーザーレースの花形は、時にはレース中にマストに登ることもあるバウマンです。ちょうど上マークへアプローチするこのシーンが一番の見せ所。写真は〈PAPILLON〉の吉藤選手。身体を正面にして歯を食いしばって重そうに作業している風に見せるのがポイントです。実際に重いんですけれども。。。逆に一番ダメなバウマンはマークに背中(お尻)を向けること。これはカッコ悪い。吉藤選手のようにカメラを意識したクルーワークを心がけてください。photo by Junichi Hirai
〈Starboard Jr〉のクルー一同に久々のハイクアウト大賞です。がんばってました!成績はAクラス2位。photo by Junichi Hirai
ミドルボート選手権を観戦していて大学を卒業した20代のセーラーが乗艇しているのを目にしました。相模湾のクルーザーシーンに、ようやく世代交代の時期が来たのかもしれません。photo by Junichi Hirai
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