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ISAFワールドカップ・イエール初日。軽風シリーズ、波乱の幕開け

 4月22日、フランス・イエールでISAFセーリングワールドカップ・イエール大会が始まりました。参加艇が各クラス40艇に限定されるワールドカップは、実質このイエールがはじめて。上位選手だけに限られたハイレベルなレースを期待するのはもちろん、今回は総額7200ユーロの賞金が掛かっていることからも「ワールドカップの変化」がうかがわれます。(BHM編集部)

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大会初日は微風〜軽風で2レースおこなわれた470級。女子の吉田 愛/吉岡美帆は11位につけました。photo by Junichi Hirai

 4月前半までプリンセスソフィア杯を戦った日本選手たちは、フランスへ移動してトレーニングを続けていました。470級男女はマルセイユで開催されたスプリングカップに出場し、吉田 愛/吉岡美帆が女子優勝を果たしました。また、レーザーラジアル級の土居愛実は、アーサー・ブレッド(AUS)コーチとともに、イエール入りして約3週間のトレーニングを経てイエールに挑みます。

「イエールではマリット(マリット・ボウミスタ。ロンドン五輪銀メダリスト)と練習していました。実際に一緒に走り比べて軽風までは変わりません。その部分は自信につながりました。でも、吹いたらおいていかれる。強風のために体重をあと2、3キロ増やしたいところですが、これがむずかしいです。それでも(増量すると決めてから)15キロ増やしたんですが。今回は練習の成果が出せるか楽しみです」

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大会初日19位。「まだまだこれからです」と帰着後、元気に話す土居愛実。photo by Junichi Hirai

 慶応大を休学して活動する土居愛実は、オーストラリア・パース合宿と欧州レガッタ出場の連続で、1カ月、2カ月単位で遠征を繰り返すハード・スケジュールを組んでいます。今回の遠征もパース〜マヨルカ〜イエールの2カ月の遠征。今年のレーザーラジアル級世界選手権は、11月オマーンで開催されます。ここでリオ五輪の国枠を獲得し、五輪代表に選ばれるのがラジアルジャパンの目標です。

 レース初日。午前中は風が弱く陸上待機ではじまりましたが、昼前からそよ風が入ってきて出艇。ほかのレガッタと違って、グループ分けされていないので、レース進行にも余裕があります。しかし、期待された風は上がることなく、シフトの大きい展開でマークチェンジを繰り返します。トップセーラーの成績は安定せず、波乱の幕開けとなりました。

 日本選手の成績も安定しません。470級の吉田 愛/吉岡美帆は、1レース目こそペナルティー解消を含むフリートにもまれる内容で28位と低迷しました。しかし、第2レースでは2位を取り総合11位へ。また、3レースおこなった49er級の牧野幸雄/高橋賢次は、初日を10位の好位置につけました。

 4月23日、ワールドカップ2日目も軽風予報です。日本の巻き返しに期待しましょう。

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軽風になると中国の躍進が目立ちます。アジア大会金メダルのラジアル級のDongshuang Zhang(写真)は第1レーストップで総合10位に。RS:X級では男女とも首位に立ちました。photo by Junichi Hirai

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レーザー級で2つ、スター級で3つ、合計5つの五輪メダルを持つロバート・シェイド(BRA)。43歳になりましたが、超一級のセーリングは錆びつきません。photo by Junichi Hirai

ISAFセーリングワールドカップ・イエール大会・初日成績
470級男子
31. 松永鉄也/吉田雄悟 RET-15 55.00p
36. 土居一斗/今村公彦 34-28 62.00p

470級女子
11. 吉田 愛/吉岡美帆 28-2 30.00p
36. 山口祥世/畑山絵里 25-UFD 65.00p

レーザーラジアル級
19. 土居愛実 27-13 40.00p

RS:X級男子
23. 富澤 慎 13-29 42.00p

RS:X級女子
30. 須長由季 28-29 57.00p

49er級
10. 牧野幸雄/高橋賢次 17-2-(38) 19.00p

◎ISAF SAILING WORLD CUP Hyeres
http://swc.ffvoile.fr/

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