4月12日、相模湾で「第2回J/24関東フリートレース」が開催され、9艇が参加しました。雨が続いていますが、当日は幸運にも晴れ渡り、北風中風のなか、風のシフトごとに順位が入れ替わる白熱したレースが行われました。（文・写真／日本J/24クラス協会関東フリート広報）

9艇が出場した第2回J/24関東フリートレース。写真は優勝の〈月光〉です

　第1レース、スタートは風下アウターエンド側が有利でしたが、風のシフトにより右海面の艇団が次第に伸び始めます。しかし、左奥に見えていたブローが上マーク手前で入り、コースの左エッジまで伸ばした〈だぼはぜ〉、〈月光〉が逆転。この2艇が安定したボートスピードでリードしますが、2下レグでのラフィング&ジャイブマッチで〈月光〉がトップに、〈だぼはぜ〉が続いてフィニッシュします。

　第2レースもブローごとに風がシフトするタクティシャン泣かせの展開でしたが、艇速に優る〈だぼはぜ〉がリード。ブローを読み切り後続を寄せ付けません。しかしなんと〈だぼはぜ〉はスタートがリコールと判明し、〈月光〉、〈リップル〉が1、2位に繰り上がります。

　第3レース、風下アウターエンドからスタートし、艇団に対して左海面をキープした〈帆省海〉が上マークをトップ回航。しかし、中盤で回航した〈だぼはぜ〉が即ジャイブを決めてぐんぐん伸び、下マークで逆転しトップに躍り出ます。

　しかし2上マークでは、今度は〈ピンクキッス〉が即ジャイブで抜け出し、 〈だぼはぜ〉を逆転。順位の変動が激しかった第3レース、フィニッシュ順位は〈ピンクキッス〉、〈だぼはぜ〉、〈帆省海〉の順でした。

　総合では〈月光〉が優勝、2位の〈リップル〉は昨年・今年の大学対抗マッチに出場した若手メンバーをリクルートし、彼らを中心に毎週練習しています。今一番勢いのあるチームであり、他のチームにとっては今後ますます脅威となる存在でしょう。この勢いでがんばれ！

　次回は4月26日、第3回フリートレースを予定しています。またもや熱戦が繰り広げられるのか、みなさまのエントリーをお待ちしております。

学生マッチ出身メンバーもがんばってる関東フリート。J/24世界選手権は来年和歌山で開催されます

2015年第2回J/24関東フリートレース成績表

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