3月21〜24日まで、江の島で「2015年JODAナショナルチーム選考」が開催されます。大会初日は、計測を終え10時より開会式及びスキッパーズミーティングが、江の島ヨットクラブジュニアの教室で開催され、選手と関係者が緊張に包まれた中で真剣勝負の4日間のスタートを切りました。（文・写真提供／大会実行委員会）

江の島で開幕したOP級ナショナルチーム選考。大会初日は1レースをおこないました

開会式とスキッパーズミーティング

　海上は、北東〜東の風4m/s程度がコンスタントに吹き、11時に陸上でD旗掲揚。一斉に出艇しました。予定通り12時に第1レースをスタート。リコール艇ありのスタートでしたが、さすがに全日本を勝ち抜いた上位40人のレベルの高いレースが期待できます。

　スタート後、徐々に風が弱まり、弱風域から軽風へと落ちていく中で第一マークをトップで回航したのは、玉山義規選手と嶋倉照晃選手でした。レース海面は右から左からとブローが吹き込んでくる海面で、うまくブローをつなぎながらコースを引くことが順位に影響するレースとなりました。

　サイドマークを回航し少し右に風が振れつつある中でうまくブローを掴みながらジャイブし、フリーのコース取りとスピードも順位に大きく影響していきます。風下マークではC旗が掲揚されコース変更。フィニッシュまでのコースが風に合わせて修正されます。

　コースが変更されても、右、左へと風は大きく振れながらレースは続き、ブローの読みとフリートに対する自艇の位置によってコース取りが順位に影響し、普段の練習の成果が試される結果となりました。

　レースは目標時間の50分に対してトップ艇フィニッシュが56分、最終艇まで9分でフィニッシュとなり、レベルの高いレースが展開されています。残念ながらこの後風が弱くなり、何度かスタートを試みたものの、50度以上の風の振れによりAP掲揚やゼネラルリコールで成立せず。風軸も安定せず15時30分にAP/Aを掲揚し1日目が終了しました。

　初日は1レースの実施にとどまりましたが、あと残り3日間、レベルの高い緊張感あるレースの展開を十分に予感させる1日となりました。

2015年JODAナショナルチーム選考・初日成績

◎2015年JODAナショナルチーム選考
http://enoshima-ycj.jp/2015jodafinal/

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