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月光ボーイズ、マッチレース遠征レポート

 20代若手キールボートセーラーによる月光ボーイズが、タイへマッチレース遠征しています。ただいま前半のタイ・ナショナルズが終わり、後半のタイ・チャンピオンシップがおこなわれています。市川航平スキッパーから中間レポートが届きました。(BHM編集部)

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タイに遠征している日本チーム。スキッパー/市川航平、トリマー/中山遼平、フローター/日置賢人、ピット/岡本拓也、バウ/三代川城次

ナショナズ3位、現在タイ・チャンピオンシップ続行中!
 2月27日〜3月1日の3日間、パタヤ・ロイヤル・バルナヨットクラブで「Matchrace Thailnad Nationals」(タイ・ナショナルズ)が開催され、日本チームは最終成績3位となりました。(文・写真提供/市川航平)

 ナショナルズの参加は5チーム。またインターナショナルアンパイアのセミナーも兼ねていることから、予選ラウンドの総当たりは計3周(トリプルラウンドロビン)を行いました。

 日本チームは、序盤こそ2位につけていたのですが、終盤に艇体トラブルやそれによるリタイアなどが重なり失速してしまいまいました。

 当初4位以内の4チームでセミファイナル→その後ファイナルの予定でしたが、急遽セミファイナルがなくなり(2位通過のチーム以外みんな文句を言う一悶着もありつつ…)、予選3位の僕らはそのまま3位〜5位の順位決定戦へ。ここで2戦して2勝、3位でレガッタ終了となりました。

 1位は、アジア大会金メダルの現アジアNo.1マッチレーサー、シンガポールのMaximilian Soh。2位は過去ワールドマッチレーシングツアーの出場権利を保持(世界で数チームのみが認められた権利)、ISAF Ranking 5位まで上りつめ、シエスタチームのコーチも務めたことのある、ニュージーランドのLaurie Jury率いるチームでした。

Matchrace Thailnad Nationals 成績
1位 Maximilian Soh (17)
2位 Morten Jackobson (253)
3位 Kohei Ichikawa (155)
4位 Jon Eriksson (67)
5位 Ebrahim Abdulla (142)
*( )内 ISAF Ranking


上はナショナルズのオンボード映像です。初日の映像はコチラ。http://youtu.be/hk3AMXkJf6g

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ロイヤル・バルナヨットクラブ

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ナショナルズで表彰される日本チーム

 そして、現在は「Matchrace Thailand Championship」(タイ・チャンピオンシップ)が始まっています。ナショナルズはグレード3、このチャンピオンシップはレベルが上がってグレード2です。参加チームは日本、シンガポール、タイ、フィンランド、ポーランド、エストニア、バーレーン、7カ国10チームに増えました。

 レース海面はタイのパタヤです。毎日朝からシーブリーズが入って、昼過ぎに一番強い風が吹いてきます。連日7〜10m/sのコンディションで、選手にとってはタフな日が続いています。

大会プログラム
3月5日 予選ラウンドロビン
3月6日 予選ラウンドロビン
3月7日 クウォーターファイナル(8位以内ベストオブ3ノックアウトシステム) 
3月8日 セミファイナル(ベストオブ5)、ファイナル(ベストオブ5)

Matchrace Thailand Championship 出場選手
Rank Name
16 Staffan Lindberg(FIN)
17 Maximilian Soh(SIN)
19 Mati Sepp(EST)
31 Marek Stanczyk(POL)
67 Jon Eriksson(FIN)
142 Ebrahim Abdulla(BRN)
155 Kohei Ichikawa(JPN)
253 Morten Jackobson(THA)
- Williwat(THA)
- Vanjamas(THA)

 日本人の過去最高世界ランキングは28位です。10番台ともなると日本人には未知の領域ですが、そんな選手が3チームも集まり、非常に高いレベルの大会となっております。

 Lindberg選手は過去、ランキング5位まで上り詰めた実力を持っており、ワールドマッチレーシングツアーにも年に数レース参加しています。マッチレーサーなら一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 僕らは大会初日を、4戦して2勝2敗。Lindbergとバーレーンに勝利しますが、残りの2戦を落としてしまいました。

 続く2日目、この日は計5戦して4勝1敗。シンガポールのSohにも勝ちましたが、Rourie Jury率いるタイチームに最終マッチで敗れてしまい、彼らの1位通過が決定しました。

 僕らは一足早く全マッチを終了し、他のマッチ次第の結果待ちとなりますが、予選ラウンドロビンを3位で通過が決定しました。

 7日はクウォーターファイナルを行う予定なので、僕らは6位通過のフィンランド、Lindbergチームとの対戦になります。予選こそ6位通過ですが、彼らの経験値を考えるとタフなレースになると思われます。

 クウォーターファイナルは2勝先取りのベストオブ3形式。
ここで勝てば、3勝先取りのベストオブ5、セミフファイナルへの進出が決まります。

 1戦1戦を大切に、悔いの残らないように戦ってきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします!

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選手たちは乗り合いバスで移動します

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