Loading

ヨットレース繁盛記。振れる海面は宝の山?

 さあ、2月後半です。今月の連載「ヨットレース繁盛記」は冬のクラブレースに出場してきました。風はシフトのある軽風。あんなことやったり、こんなことやったり、ヨットレースを楽しんできましたよ。そろそろ春一番の時期です。今年の花粉は多いようで、編集長の鼻もムズムズしてきました。(BHM編集部)

15.02.21_IMG_3170
今回はミッドウインターレガッタに出場です。葉山沖に30艇が集まり冬のヨットレースを楽しみました。photo by Hobbyhawk

連載ヨットレース繁盛記
ミッドウィンターレガッタ

 2月15日、葉山マリーナヨットクラブ(HMYC)クラブレース第4戦「ミッドウィンターレガッタ」に参加しました。2月です。冬ではあるけれど、夜明けも早くなってきたし、海に出てみると陽射しの中にほんの少し春の気配を感じます。春が猫足で近づいて来てますよ。鼻もムズムズします。(文/石丸寿美子)

 今年に入って4戦目のクラブレースです。陽射しだけでなく、レース艇を見てもシーズンインが近いことを感じさせる顔ぶれです。なんと、外来艇が8艇もやってきて参加艇は30艇! 40フィートクラスのビッグボートも4艇います。来月のNIPPON CUP葉山シリーズを控え、いよいよ相模湾のレーサーたちも動き始めました。

 第1レース、北東を軸に振れ幅大きく安定しない軽風です。なんだか体がもっさりと重い感じです(着ぶくれとも言う)。スタート4分前になって、自分の切った舵で強烈なブームパンチを食らい、頭の中がエレクトリカルパレートみたいになったままスターティングマニューバに入ります。一瞬自分でも心配になるくらいの当たりっぷりでしたが、たんこぶが盛り上がってきたのでどうやら大丈夫そうです。

 記憶をたどるとたぶんゼネリコが2回続いたような気がしますが、スタートはほんと大失敗でした。これはもうブームパンチの影響としか考えられません、絶対に絶対に。

 前日の天気が荒れていたこともあり、風とは逆の沖の方向から大きな周期のうねりが入ってくるので、できるだけ舵を動かさないよう、尾てい骨のセンサーを研ぎ澄ませて走ります。1カミの順位が恐ろしいので、後ろを振り向かずに回りました。

 ジャイブセットの艇が多かったようだけど、振れたり戻したりを繰り返しているので即ジャイブというほどでもなさそうです。フレフレ海面は宝の山なので、宝探しをしながら走ります。バイザリーを捕まえてジャイブして、また振れ戻ったところでジャイブバック。これでちょっと挽回。

振れまくりの風に往復ビンタを食らう

 第2レースは、たまに10〜12ノットくらいの風が入るようになってきました。スタートの直前に大きく右に振れてしまい、上マークを東寄りに打ちなおして仕切り直しです。

 でも残念ながら途中でまた振れ戻ってしまいました。息を吹き返した北風が断続的に入るようになって、ダウンウインドでは、タイトリーチに近い角度でジャージャー走ります。レースとしては残念だけど、まあストレス解消と思えば結構楽しいです。

 そして、下マークは恐ろしい修羅場に。ホビーホークの前にも、4艇が横一列に広がって同時に回航です。ぬぉー。もちろん、ここはお行儀よく大外狩りでアプローチしますが、先行艇の思いがけない大回りでぽっかり水が空きました。プチ漁夫の利作戦成功です。

 その後も片のぼり&ノージャイブでグルグルまわり、もう少しでバターになるところだったけど、フィニッシュ。今日は、振れまくりの風に往復ビンタを食らいながら走り、たんこぶより痛い30艇中18位で真ん中落ちですが、楽しく揉まれました!

 カラッとした晴天が多い相模湾の冬のセーリングはサイコーに気持ち良いです。でも今年に入ってからはずっと物足りない風のレースが続いています。ガツンと重い北東風で口がもげそうなくらい寒いレースがそろそろ恋しくなってきました。人間て、なんてわがままなんだ!

 来月は、いよいよ2日間のシリーズレース、NIPPON CUP葉山シリーズがやってきます。クラス分けが気になりますが、久々のガチンコレース、楽しみです。

15.02.21_IMG_3176
ホビーホーク軍団。風の振れに笑ったり泣いたり。ヨットレースは人生のようです。photo by Hobbyhawk

15.02.21_01
HMYCミッドウィンターレガッタ成績

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
リスクマネジメント・アルファ
ベイトリップ セーリング
ベストウインド
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
日本ORC協会
Velocitek
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ファクトリーゼロ

CATEGORY:  INSHORENEWS