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ドイツ・デュッセルドルフ国際ボートショー

 1月17〜25日までドイツで開催された世界最大級のボートショー「デュッセルドルフ国際ボートショー」を訪問した桔梗敏行さん(ノアスポーツ)から、写真とレポートが届きました。日本では3月にジャパン・インターナショナルボートショーが開催されます。その前に世界最大級のボートショーの雰囲気をご紹介しましょう。デュッセルドルフの会場は、ジャパン・インターナショナルボートショーがおこなわれるパシフィコ横浜と同じような大きさの施設が17(!)もあるんだそう。全部まわるには一週間、駆け足で見ないと間に合いませんね。(BHM編集部)

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約24万人が来場したデュッセルドルフ国際ボートショー。日本の多くのマリン関係者も足を運ぶ世界最大級のボートショーです。photo by eventmedia

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 まもなく日本でボートショーが開かれます。これに先駆けてセーリングの本場ヨーロッパでは、各地でボートショーが開かれています。(レポート・写真/桔梗敏行)

 その中でも世界最大級のデュッセルドルフ国際ボートショーは、57カ国1741社が出展。17ホールに新しいボートやヨット、ギアが展示され、世界60カ国から約24万人の来場者を集めました。

 日本からは、船外機を中心にヤマハ,ホンダ、スズキ、エンジンでヤンマー、航海計器でフルノ、アイコム等、セーリングヨットでは日本のメーカーは残念なことにありません。

2015ヨーロッパヨットオブザイヤー
 ヨーロッパでは毎年多くのプロダクションヨットが発売されます。その中で11の異なるEU諸国の11のヨット専門誌が5つのカテゴリー別にすぐれたヨットを5艇ノミネートします。

 そのノミネートの中から更に長い審査でカテゴリー別にヨットオブザイヤーが選ばれます。日本でもポピュラーなファミリークルーズ部門では、ババリア・クルーザー46が最も洗練されたヨットとして選ばれました。

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ヨーロッパヨットオブザイヤーを獲得したババリア・クルーザー46。ファミリー向けセールボートです

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ババリア・クルーザー46。チークが気持ち良さそうなコクピットです

ファミリークルーザー部門
ババリア・クルーザー46(ドイツ)ヨットオブザイヤー
デュフォー310 グランドラージ(フランス)ノミネート
ジャヌー・サンオデッセー349(フランス)ノミネート
ナウテック・オープン40(ドイツ)ノミネート
RM890(フランス)ノミネート

パーフオマンスクルーザーカテゴリー
JPK10.80(フランス)ヨットオブザイヤー
コルセア・クルーズ970(ベトナム)ノミネート
デヘラー・46(ドイツ)ノミネート
ジャヌー・サンファースト3600(フランス)ノミネート
マイリウス50(イタリア)ノミネート

その他のヨットオブイヤー
ラグジュアリー ヨットカテゴリー
クーワイズセンチュリオン57(フランス)

スぺシャルヨットカテゴリー
アドヴァンス44(イタリア)

ブルーウォターヨットカテゴリー
ボレール52(フランス)

◎Boot Dusseldorf
http://www.boat-duesseldorf.com/

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アメリカズカップチームのトレーニングボートとしても知られるフライングファントム。L型ダガーボード、T型ラダーのフォイリング・カタマランです

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ディンギーブース。470や420の展示もありました。ドイツは日本と同じように470普及国です

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ひとり乗りトラピーズ艇のコンテンダー級。フィン級と五輪種目を争った艇種です。日本では馴染みの薄い艇種ですが、毎年しっかり世界選手権が開催されています

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巨大でゴージャスなスーパーヨットのブース。photo by eventmedia

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展示されるヨットやボートは、ライン川からクレーンで上架されて会場に運ばれるんだそう。photo by eventmedia

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会場には特設プールがあり、実際にセーリングやカヌー等が体験できるようになっています。photo by eventmedia

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日本にはまだ導入されていないFARR280。20フィート前後のキールボートは世界で急激に広まっていますが、この手のサイズ(30ft弱のハイパフォーマンス・ワンデザインキールボート)はこれから?

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シングルハンド・オフショアレース(ミニトランサット)のトランサット6.50も展示されていました


デュッセルドルフ国際ボートショーの様子

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