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日本6選手出場。ソレントモスワールド開幕

 1月10日、オーストラリア・メルボルン郊外ソレントで「モス級世界選手権」が開幕します。前日はプラクティスレースがおこなわれ、選手たちはレース本番に備えました。日本からは、後藤浩紀、梶本恆平、大西隆浩、荒川海彦、田畑和歌子、鈴木晶友の6名が出場します。大会は16日まで。(BHM編集部)

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大会前日プラクティスレースのスタート。手前のJPNは大西選手です。photo by Thierry Martinez – Sea & Co – www.thmartinez.com

 今年のワールドのエントリーは過去最高の165艇。これまでに類をみないほどオリンピックスター、アメリカズカップスターが勢揃いしました。アメリカズカップのヘルムスマンを務めた、チームニュージーランドのディーン・バーカー(NZL)、アルテミスのネイサン・アウタリッジ(AUS)、ルナロッサのクリス・ドレパー(GBR)が、モスで戦うというだけで一見の価値あり。

 オリンピック陣からは、ネイサンは言わずと知れた49er級のロンドン五輪金メダリストですが、ポール・グッディソン(GBR。北京五輪レーザー級金メダル)、トム・スリングスビー(AUS。ロンドン五輪レーザー級金メダル)、ピーター・バーリング(NZL。ロンドン49er銀メダル)、グレン・アシュビー(AUS。北京五輪トーネード銀メダル)。

 さらにオフショアのベテランでアルテミス所属のロイック・ペイロン(FRA)やアメリカズカップ歴、ボルボオーシャン歴は数知れず、チームニュージーランドのレイ・デイビス(NZL)までも出場するのですから、これはアメリカズカップ本番、オリンピック本番よりもおもしろいでしょう。

 名前をあげればきりがありませんが、世界のトップ・オブ・ザ・セーラーたちが出場します。ある意味、五輪もACもごちゃまぜで戦うモスワールドは『真のヨット王者決定戦』と呼べるかもしれません。

 取材で現地に飛んだデイリーセーリングの中嶋さんから、前日のレポート動画が届いたのでアップします。日本選手のみなさん、まずは予選突破だ!


大会前日ダイジェスト。後藤、梶本両選手のインタビューがあります。映像提供:デイリーセーリング


なんというサプライズでしょう、世界にフォイラーモス(ブレイドライダー)を広めた張本人、ローハン・ヴィール(AUS)も出場します。ローハンはロレックスISAFセーラーオブザイヤーに選出されたほどの貢献者でしたが、ブレイドライダーからマッハ2に移行する流れの中で第一線から退きました(その後ボート販売業に転身したとか)。伝説のモス乗り、ローハンの復帰は感激です!

◎McDougall + McConaghy Moth worlds
http://www.mothworlds.org/sorrento/

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