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26日開幕!シドニーホバートヨットレース

 12月26日、今年も年末恒例のオフショアレース「ロレックス・シドニーホバート・ヨットレース」がスタートします。この大会はオーストラリア・シドニーからタスマニア島ホバートまで628マイルを走るヨットレース。今年は70回記念大会とあり、最終エントリーは119艇まで伸びました。(BHM編集部)

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総合優勝、ラインオナー艇をあしらった70回記念大会のロゴ

 地元オーストラリアでは、テレビ中継が入って全国的に盛り上がる恒例イベントです。以前、オーストラリア在住の人に聞いたら「日本でいう箱根駅伝みたいなもの。地元の人はワイルドオーツが勝つかどうかに興味がある」という話です。

 ワイルドオーツ〈Wild Oats XI〉は、2回の総合優勝、7回のラインオナー、さらに1日18時間23分12秒という大会記録を持つ100ftスーパーマキシ艇です。今夏のアメリカズカップのゴタゴタ(挑戦艇代表のオーストラリアが突然レース辞退)の主役だった、ハミルトンアイランド・ヨットクラブのボブ・オートリーがオーナーです。

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2013年のラインオナー艇〈Wild Oats XI〉。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

 今年の注目は5艇のスーパーマキシです。
1. AUS Wild Oats XI (RP100/Reichel Pugh)
2. USA Comanche (100 Supermaxi/Verdier Yacht Design & VPLP)
3. USA RIO100(Bakewell White 100/Bakewell White)
4. AUS Ragamuffin 100(Dovell 100/Dovell)
5. AUS Perpetual Loyal(Juan-K 100/Juan Yacht Design)

 なかでも注目は、アメリカから新艇で殴り込みをかける〈Comanche〉(コマンチェ)でしょう。乗り込むのは、ボルボ・オーシャン世界一周レースで〈PUMA〉のスキッパーを2度務めたケン・リード(USA)と21名のクルー。クルーのなかにはケルビン・ハラップ、ワーウィック・フルーリといったケニー軍団に加えて、オラクルチームUSAのスキッパー、ジミー・スピットヒル(AUS)も名を連ねています。

 また、今春の沖縄東海ヨットレースに出場したラガマフィンチームは、これまでの100ft艇(沖縄東海に出場した90ft艇のほか100ft艇も所有しています。他にヨットは20艇ぐらいあるそうですが…)のハル、デッキを改造した新艇で挑みます。かつてアメリカズカップに挑戦したこともあるラガマフィンチームは、メンバーの多くが継続して乗っているので、今春メンバーと話した時、「(改造するハル、デッキは)自分たちで作るんだよ」と話していました。すごいですね。

 今年のシドニーホーバートヨットレースも見どころいっぱい。盛り上がりそうです。

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タスマニア沖で荒天に見舞われた2013年大会。リタイア艇も続出しました。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

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シドニーホバートヨットレースのコース図

◎Rolex Sydney Hobart Yacht Race
http://rolexsydneyhobart.com/

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