軽風から強風まで。メルジェスウィーク最終
11月3日までリビエラ逗子マリーナで開催された「メルジェスウィーク」。前日と打って変わり北風の軽風コンディションです。前日の強風の影響で、逆うねりが残る難しい海面で最終レースがおこなわれました。(文・写真提供/日本メルジェス協会)
メルジェス24〈ESPRiT〉対〈Sparky Racing〉
いよいよ最終レースがスタートするも風が大きく右に振れて中止。仕切り直して11時20分にメルジェス32クラスより順次再スタートしました。
メルジェス32クラスは、昨日までのレースと同様に〈Quetefeek〉が他の2艇を後ろに従え、大きくリード。しかし、ジェネカーを破りついに連続トップが途切れるか? と思われましたが、すぐさま2枚目をホイストして復帰。ロスを最小限に食いとどめ、ついに8レースオールトップを達成しました。圧巻のレース内容で、昨年に引き続きジャパン・メルジェスウィーク二連覇達成です。
メルジェス24クラスは、〈ESPRiT〉を1点差で追う〈Sparky Racing〉がスタートから積極的に仕掛け、見事に成功。〈Sparky Racing〉はフリート全体をコントロールする形で左海面に展開。逆に〈ESPRiT〉は苦しい位置となり、右海面にタックで逃げます。
〈Sparky Racing〉が逆転優勝か? と思われましたが、無情にも風は右に大きくシフト。〈ESPRiT〉が一気にトップに出て第1上マークを回航、続いて〈Sparky Racing〉となりました。その後、必死に追いかけるが打つ手なし。〈ESPRiT〉がトップフィニッシュを飾り、初優勝となりました。
最後のスタートとなったアウディメルジェス20クラス。軽風域で完璧なレース運びを見せる〈SPRAY〉と強風域で圧巻のボートスピードを持つ〈SLING SHOT〉。最終日の今日は10ノットほどの軽風とあり、〈SPRAY〉が有利か? しかし、レースは〈SLING SHOT〉がフリートから一歩抜け出し、ダントツのトップフィニッシュを決めました。しかしさすが〈SPRAY〉、今日も素晴らしいレース運びを見せ2位フィニッシュ。見事優勝です!
今大会は軽風から強風まで変化に富んだ様々なコンディションでおこなわれ、気づけば予想以上の盛り上がりを見せる素晴らしい大会となりました。来年のメルジェスウィークも同時期に逗子で開催される予定です。
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