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待望の風が吹いたレーザー4.7ワールド5日目

 8月14日、唐津「レーザーラジアル4.7世界選手権」5日目。朝から小雨まじりの佐賀県ヨットハーバーでは、雷を伴う前線が通過する予報があり、レース委員会は出艇を見合わせました。しばらくすると大粒の雨が降り始め、低い雨雲が通過。風向が180度変わり、南寄りの陸風でレースが始まりました。(BHM編集部)

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大会5日目にしてようやく風が吹きました。photo by Junichi Hirai

 午後2時過ぎ、全艇が海上に出ると再び雨。突発的なブローが入るトリッキーな風ですが、贅沢は言えません。これまで大会4日間が微風だったため、選手たちは水を得た魚のようにセーリングを楽しんでいます。

 また、本日5日目より男子は決勝シリーズに入り2グループにわかれたため、上位グループとなるゴールドフリート選手のハイレベルなセーリングが際立っていました。

 これまで予選だったこともあり目立ちませんでしたが、上位選手はユースとはいえ高い技術があり、特に海外選手はレース慣れしている印象です。上マークアプローチでビッシリ並んだスターボード軍団にポートアプローチで突っ込んでいく様子は、観戦していて背筋がゾクッとするほどの技術と勇気を見て取れました。

 レースは午後6時過ぎまでおこなわれ、男女ともに3レースを消化。男子はフランスとスペインが同点首位に。女子は依然としてスイスがトップを保守しています。日本選手の上位は岩城海都が5位にアップ。女子は辻アンナ、岸祐花がそれぞれ6、7位と順位をあげました。

 明日16日はいよいよ最終日です。最終日は、レース海面を岸寄りの唐津城近くに移動しておこなわれる予定です。

◎フォトギャラリーに毎日の写真をアップしています。
http://hiraijunichi.photoshelter.com/
◎唐津レーザー4.7世界選手権(公式・ビデオ・成績)
http://2014laser4.7-worlds.com/

2014レーザー4.7ワールド 5日目成績
男子成績(12レース消化時)
1. FRA 203855 Boite Alexandre 43.0p
2. ESP 198722 Iess Ismael 43.0p
3. CRO 207386 Mavricic Paolo 52.0p
4. ITA 196672 Fornasari Federico 63.0p
5. JPN 184010 Iwaki Kaito 65.0p
6. ESP 186422 Cabrera Perez Luis 65.0p
7. TUR 193274 Cetinsu Cem 66.0p
8. GRE 192999 Chousiadas Konstantinos Odysse 72.0p
9. ISR 206263 Benharoch Maor 73.0p

女子成績(13レース消化時)
1. SUI 202521 Luvisetto Asya 40.0p
2. ESP 202468 Miras Leung Irene 70.0p
3. ITA 204919 Bergamo Francesca 73.0p
4. ITA 201468 Rochelli Ilaria 84.0p
5. RUS 202284 Kislukhina Mariia 93.0p
6. JPN 207418 Tsuji Anna 99.0p
7. JPN 201486 Kishi Yuka 115.0p

8. GRE 131293 Provelengiou Amalia 122.0p
9. GRE. 194855 Palaiou Kyriaki 124.0p
10. ITA 205245 Navoni Elisa 126.0p

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雨が上がり出艇前にチームミーティング。運営スタッフが準備する前に選手たちは着替えて、すぐにでも海に出たそうな雰囲気でした。photo by Junichi Hirai

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男子ゴールドフリートは実力拮抗。上マークは大混戦で回航していきます。photo by Junichi Hirai

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レース中は雨が降ったり止んだり。雨雲とともに強烈なブローが入る場面もありました。photo by Junichi Hirai

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男子トップに立ったフランスのBoite Alexandre。photo by Junichi Hirai

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同点で並ぶスペインIess Ismael。photo by Junichi Hirai

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3レースを終えて帰着したのは午後7時近く。日没の遅い唐津だからできるレース進行です。photo by Junichi Hirai

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