Loading

真夏の湘南でレーザー三昧!湘南カップ2014

 海の日を挟んだ3連休の後半2日間、7月20日、21日、神奈川県鎌倉沖で「2014湘南カップ」が行われた。例年1日のみの開催であったが、ここ数年湘南レディース&マスターズへの出場選手と概ね重複してきたこともあり、逗葉フリートと材木座フリートの共同運営で湘南カップに一本化された。(レポート/材木座フリート 田島)

14.07.29_15
スタンダードクラスのスタート。どこかにゼネリコ誘発犯が?

 天候は、湘南の夏らしいカラッとした夏晴れを期待していたが、梅雨明け前ということもあり、2日間共に若干不安定な天気で、北西から東にまわって南になるまで、少し時間がかかった。

 出場選手は、4.7クラス:8名、ラジアルクラス:10名、スタンダードクラス:18名。特に筆者が出場したスタンダードの選手は、普段の湘南海域でのフリートレースで鎬を削っている面々。2日間のレースであるということと湘南カップ初?のジュリーボートが用意されたこともあり(A級ジャッジの大村さん、B級豆田さん、お疲れ様でした)、より一層気が引き締まった。

 そんな中、初日第1レースがスタート(5分間隔で4.7->ラジアル->スタンダードの順にスタート、以下スタンダード目線でのレポート)。気を引き締めたはずが、スタート直後のクローズで出場艇中最初のペナルティー(ボディーパンプ)、押し置きの厳しい笛が吹かれ、720度回転後気を取り直して1上に向かう。その後の上りのコース選択とリーチングで挽回し6位フィニッシュ。続く第2レースは見せ場なく10位フィニッシュ。

 ここまでで、改めて逗葉フリートの粟野選手、大塚選手のスタートのポジション取り、ボートスピード、レース運びのそつのなさを目の当たりにする。

 何とか一矢報いたい私は、第3レース、多くの艇が左海面に向かう中、右海面の方がブローありと読み、数艇と共に(何故かこの数艇がほとんど同じ材木座フリートのメンバー)ひたすら右海面に向かう。

 うまくブローと振れもつかみ、1上をトップで回航すると、コース短縮にも助けられそのままトップフィニッシュ。気分良く第4レースに臨んだが、ゼネリコのオンパレードで、この日は時間切れのため3レースにて終了。因みに4.7とラジアルは4レースを消化。

 この日の夜の酒のつまみはスタンダードのゼネリコ誘発犯探しで盛り上がった。

14.07.29_12
ラジアルクラストップ集団、上マーク回航シーン

 続く2日目。材木座フリートの山形選手が、ゼネリコ誘発犯の自首ということでは決してない?が、選手からコミッティーに名乗りを上げ、今年度材木座フリートキャプテンで今回裏方に徹した亀井さんと共に、アウターボートに乗り込む。これが功を奏し、2日目は全クラスでリコール艇なしという、大手柄となった。

 レースは、北の超微風で最初のレースがスタート、ブローを懸命に探すも実らず、結局このレースを捨てにして、残りの2レースに賭けることにした。

 残り2レース、ポートロングに偏り気味のコースで、右海面にいつでも返せる風上側からのフレッシュスタートを狙ったが、スタート直前の下振れの影響もあって出遅れ、右に返すのが遅れてしまう。

 その後の上りのコース選択・リーチング・フリーで100%の集中力を発揮でき?(心の中で集中・集中…と念じ続けたのが良かったのか)、挽回して何とか各々4位、5位でフィニッシュできた。

 レセプションは、逗葉フリートのクラブハウスにて、逗葉メンバーによるバーベキューと元レーザー仲間の野村さん夫妻の素晴らしい手料理に舌鼓打ちつつ、ヨット談義等に花が咲き、大いに盛り上がった。私は家族も呼び、レースと家族サービスを兼ねた楽しい連休となった。

 レースのみならずレセプションも皆がエンジョイできるというのも、レーザーの世界の素晴らしさであると再認識した2日間であった。

 結果発表も併せて行われ、1位:粟野選手、2位:大塚選手、3位:私、田島で、前年の湘南カップに続き3位になったものの、上位2人とはポイントで大きく水を開けられ(ポイント対象の5レーストータルで2位大塚選手と16ポイント差)、再び未熟さを痛感させられる結果となった。

 特に今回未熟さを露呈したのは、スタート(位置取りは悪くないものの、いかに下側にルームをキープしてトップスピードに近い艇速でスタートするか)とフリー(抵抗なくスムーズに波に乗せて艇速をキープするテクニック)で、今後これらを改善し、少しでも上位選手との差を縮めていきたい。

14.07.29_16
盛り上がったじゃんけん大会

14.07.29_13
タック直前のラジアルクラス冨部選手

14.07.29_11
4.7クラス小林選手

14.07.29_10
2014湘南カップ成績表

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ポール・スチュアート
ベストウインド
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
入船鋼材
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
Velocitek
銚子マリーナ
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWS