いいぞ、だぼはぜ!J/24関東フリートレース
6月29日、つかの間の梅雨の晴れ間が広がる相模湾小網代沖で「第5回J/24フリートレース」が開催されました。この日集まったのは、日頃相模湾でレース活動を続ける常連メンバーに防衛大学校の2艇を加えた13艇です。(文・写真/日本J/24クラス協会関東フリート広報)
相模湾で開催された第5回J/24関東フリートレース。さわやかな夏空が広がりました
しばしの風待ちを経て、ゆるゆると入ってきた南風でレースは始まりました。コンディションは予報とは裏腹の南の軽風、また南からの潮強し。ボートスピードを保ちながら次にブローが入ってくる海面をいかにつかむか、また、潮の影響をどのように利用するか、が勝負のポイントとなりました。
難しいコンディションの中、ボートスピードを武器に的確な海面選択で第1レース第1上で抜け出したのは〈だぼはぜ〉です。
後続艇が潮の影響で上マークアプローチに四苦八苦するなかリードを広げ、その後も安定の走りでトップを堅持。第2レースも1下まで独走状態を築きつつあった〈月光〉を2下で捉えて逆転勝利、最終レースを残しここまで4-2で2位の〈月光〉に対して、4点差以内に収めれば優勝という盤石のレース運びを見せます。
そして迎えた第3レース、両艇左右に分かれた1上中盤、岸側からのブローが入り始め、風は片振れ傾向となって左海面に大きくコースを取っていた〈月光〉が断トツのトップ、右海面寄りに位置していた〈たぼはぜ〉は一転〈月光〉を追いかける立場になってしまいます。
しかし、これで終わらないのが勢いに乗るこの日の〈だぼはぜ〉、そこから怒涛の猛チャージを見せ、トップフィニッシュを決めて戦況を見詰める月光クルーの悲鳴を尻目に5位でフィニッシュ。
白熱した闘いに終止符を打ち、今期フリートレースでの初優勝を飾りました。2位には最終レーストップで気を吐いた〈月光〉、3位には難しいコンディションの中、安定した成績に纏めた〈ピンクキッス〉が入りました。
次回は7月12日、13日、サマーレガッタが開催されます。
連勝の〈月光〉を下し今期初優勝を決めた〈だぼはぜ〉。エンジン掛かるの遅いけど、やる時はやるチームです
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ポール・スチュアート
ベストウインド
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
入船鋼材
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
Velocitek
銚子マリーナ
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ