マイク・イングハム講習 & 秋季関東選手権
11月8〜10日、世界J/24シーンのトップで活躍するマイク・イングハム氏(USA)を講師に招き、葉山と油壺でJ/24クリニックが開催されました。さらに翌週の11月16日、17日には相模湾でJ/24、Platu25合同の秋季関東選手権が行われ、軽風から強風まで5レースを消化しました。J/24は、今回から新しい船で参戦した〈だぼはぜJr〉を含む13艇、Platuは3艇が参加しました。(文・写真/日本J/24クラス協会 関東フリート広報)
2016年世界選手権の日本開催が決定し活気づくJ24クラス。関東選手権はPlatu25と併催しておこなわれました。ちなみにJ/24世界選手権は2014年アメリカ・ニューポート、2015年ドイツで開催されます
マイクは2013年J/24全米選手権の優勝スキッパーで、先日のアイルランドJ/24世界選手権でも上位チームの多くがマイクのコーチングを受けていたほどです。期待が膨らむ中、金曜夜の座学から始まり、土曜は海上練習、残念ながら日曜は荒天のため座学のみとなりましたが、クリニックは3日間に渡りました。
座学はボートチューニングの基本から始まり、J/24の特性やマイクが普段心がけていること、さらにはマジックポイント(セッティングする時の最重要ポイント)の見つけ方など非常に丁寧に教えてくれました。
クリニックには普段はディンギーやミドルボートに乗る学生も参加し熱心に聞いていました。海上練習では各艇にマイクが乗り込み、20分ほどでしたが直接手ほどきを受けることができ、全員が翌週の関東選手権に向けてやる気満々です。
3日間の集中講習となったマイク・イングハム講習会。内容はJセーラーを対象とするだけにかなりマニアックな部分にまで及びました。photo by Junichi Hirai
マイク・イングハムさん(アメリカ・ロチェスター)。J/24を中心に活動するプロセーラーです。photo by Junichi Hirai
関東選手権1日目、風が安定せずAPにて海上待機ののち、北東風でレースが行われました。振れ幅は20度近く、かつ周期がかなり短い海面でのレースとなり、順位の変動が激しく、安定して走らせることが難しい風の中でのレースとなりました。初日はマイクがタクティシャンとして乗り込む〈祖国丸〉が1-4と気を吐きます。
2日目、南西強風予報の中、微風でのスタート。各艇風の吹き出しを探り合う神経戦でした。第一上マークに差し掛かるところでブローラインが出現。左海面からのブローで一気に10メートル近く、ジブコンディションまで風が上がってきます。
そこからは210から220度でほとんど振れない安定した南風でのレースとなり、ボートスピード、クルーワークでの勝負となり〈月光〉が3-1-2とまとめました。
優勝は、J/24クラス〈月光〉、Platuクラスは全レース手堅く守った〈Be-One〉でした。これで今年のJ/24関東フリートのレースは全て終了となります。
2016年9月、和歌山で世界選手権開催決定!
さて、2016年9月にはJ/24世界選手権が日本(和歌山)で開催されます。今後は世界選手権を目標に各チーム、レース活動が活発化していくはずです。ワクワクしますね! そんなJ/24のレースに出てみたい!という方は、J/24関東フリート広報(j24_kanto_fleet_pr@yahoo.co.jp)までご連絡ください。
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ベストウインド
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ノースセールジャパン
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
銚子マリーナ
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ