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関学台頭。今年のインカレ勢力図はいかに?

 9月8日、全日本インカレ個人戦最終日。蒲郡沖は朝から曇天、東寄りの風。若干の風が残っているものの、時間の経過とともに風が大きく振れる予報のため、陸上待機ではじまりました。約1時間の待機後、雨雲とともに西風が吹き出し全艇出艇。海上は北西風。時折7メートル強のブローが入る最高のコンディションです。(BHM編集部)


待望の風が吹きあがった最終日。今年の全日本インカレ個人戦は、470級、スナイプ級、シングルハンド級ともに全6レースを消化しました。photo by Junichi Hirai

 470級は前日トップの小泉/槌谷(早稲田大)は、本日の第5レースをリタイア、最終第6レースもスタートでつまずき、上位グループを走れません。吹き上がる風を受けて好調な走りを見せたのは、関西学院大の西尾/俣江です。前日まで総合3位につけていた彼らは、第5レースでトップフィニッシュを果たし、続く第6レースでも9位に。

 この時点で全6レースを終えたためにカットレースが発生。集計した結果、2位の山本/高瀬(日本経済大)を4点引き離して西尾/俣江が逆転優勝を決めました。

「自分がいい成績を取らなければタイトルを取れない。相手を意識するのではなく、自分の力を出しきることに専念しました。第5レースは右展開。スタートもコースもうまくいきました。クルーの俣江とは、高校時代(関西学院高等部)からのペアでコンビネーションもできています。自分がしっかり船を走らせ、俣江がコースを引くという役割分担もうまくできました」(西尾)


470級優勝の西尾駿作(写真右)/俣江広敬。photo by Junichi Hirai


470級成績

 また、混戦のスナイプ級は小栗/浅原が、第5レースから飛び出しました。オクムラボートの新艇で挑んだものの、納艇後数日とあってセッティングは未完成。それでも吹き上がる風という彼らの得意の風域では他の選手を寄せつけません。注目の第5レースでは、ライバル艇の加藤/松垣(5位。慶応大)、井村/大野(28位。日本大)、横田/黒澤(12位。明治大)に差を広げ、ゆうゆうトップフィニッシュ。続く第6レースでも危なげない走りで4位。貫禄のスナイプ優勝とともに、大会全体の優秀選手に与えられるMVPを獲得しました。

「最終日の2レースは、3日間のなかで一番恵まれていた風で、得意の風でもありました。新艇は6日目。セッティングは完璧とはいえませんが、トラブルなく走れたので、満足しています。今年の4月から、団体戦だけでなく、個人戦で優勝することも目標のひとつでした。その目標を達成できてほっとしています」(小栗)

 関西学院大は470級、スナイプ級の2クラスで優勝です。データを振り返ってみると、これまで関西学院大の個人戦優勝歴は2006年度の470級、市野/佐藤の1チームのみ。二度目の優勝が今回のダブル優勝となります。秋のインカレ本番に向けて勢いづく勝利を勝ち取りました。

 さあ、これから全日本インカレに向けて、各地でビッグイベントが続きます。来週は関西インカレ、再来週は全日本女子インカレ、9月後半から10月に掛けて、関東インカレ、九州インカレがはじまります。今回のインカレ個人戦の成績を受けて、各大学がどのような対策を練ってくるのか、たのしみです。


スナイプ級優勝の小栗康弘(写真左)/浅原宗一郎。photo by Junichi Hirai


スナイプ級成績表


閉会式の様子。ヨット部出身、現役クルーザー乗りでもある蒲郡市の稲葉市長も出席しました。photo by Junichi Hirai


シングルハンド(レーザー級)優勝の九州大・橋元隆。橋本は鹿児島ジュニア出身で普段はスナイプ級で活動しています。「波のある海面の走らせ方など自分にとって得るものはありました。これからスナイプのセーリングに活かしていきます」とコメント。photo by Junichi Hirai


シングルハンド級成績

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