ジャパンカップ3日目、ディスタンスレース
8月15日、ジャパンカップの中日となった大会3日目は、大阪湾をほぼ半周する56マイルのディスタンスレースです。朝10時スタートですが、風がなかなか吹きあがりません。何とか、西寄り3ノットの風でスタートとなりました。(レポート/JAPAN CUP2013実行委員会)
ディスタンスレースのフィニッシュ時間は夕暮れから日没。写真は夕日の中をフィニッシュする〈GUST〉。photo by Junichi Hirai
良いスタートを切ったのは〈NEUEROVE〉(MELGES32)、ジェネカーを揚げて飛び出し他艇を引き離します。そして全艇何とか艇を走らせ最初の回航ブイを目指していきました。
途中、風は南寄りで風速も10ノットオーバーとなり、全艇順調に走り始めました。最初の淡路島仮屋沖ブイまで(18マイル)は上りレグ。次の関空沖ブイまで(スタートから28マイル)はリーチングレグ。再び淡路島仮屋沖ブイまで(スタートから38マイル)リーチングレグ。そしてフィニッシュまでが下りレグとなります。
これらを全てトップ回航、トップフィニッシュしたのは〈SLED〉(TP52B&C)。フィニッシュ時間は16時51分でした。最終着順艇は〈WAILEA〉(X35OD)、フィニッシュ時間は19時4分と日没直後のフィニッシュとなりました。参加クルーの皆さん、お疲れさまでした。
そして、〈SUMMER GIRL〉(FIRST40.7)がこれらの回航ブイで全て修正トップ通過をするという快挙を見せました。もちろんこのディスタンスレースの勝者は〈SUMMER GIRL〉です。3日目までの5レースで全てトップという、すばらしい成績で断トツの総合首位となっています。
総合2位には、この日着順2位、修正順位2位の〈SWING〉(BOTIN40)となり、この日修正順位8位と振るわなかった〈GALAXY〉(GP42MOD)が総合3位に後退しています。
明日8月16日は、午後12時30分スタート予定でインショアレースが予定されています。
デュスタンスレース映像ダイジェスト
スタートは微風。混戦のフリートからメルジェス32〈NEUEROVE〉が抜け出しました
これまで全レーストップ。昨年のジャパンカップからも連勝が続いている〈SUMMER GIRL〉。photo by Junichi Hirai
航海灯をつけてフィニッシュする〈DYANE〉。photo by Junichi Hirai
西宮沖は防波堤の返し波もあり不規則な波が立っています。写真はフィニッシュ直前、パンチングでスピンがバーストした〈SUMMER GIRL〉。photo by Junichi Hirai
大会3日目総合成績※8/15現在DYANEより救済要求あり、成績は暫定成績となっています。
◎ジャパンカップ2013公式サイト
http://www.kyc.or.jp/jc2013/
◎ジャパンカップfacebook(レース速報等)
https://www.facebook.com/pages/Japan-Cup2013/124965097664442
◎トラッキングデータ
http://www.kyc.or.jp/jc2013/pg99.html
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