ISAFが主催するマッチレースの最高峰、ネーションズカップ・グランドファイナルに坂本亘選手（シエスタ）が出場します。1991年にはじまったネーションズカップは、世界の各水域を勝ち抜いてきた代表選手による最終決戦。第１回大会は、アメリカズカップへ経て、現在クァンタムレーシングのヘルムスマンを担当するエド・ベアード（USA）でした。

　坂本率いるシエスタチームは、６月にロシア・ウラジオストックで開催されたアジア・オセアニア予選で優勝し、アジア代表枠を獲得。前回アジア大会優勝チームでもある彼らは、国内外のマッチレースに積極的に出場して経験を積み、ハイグレードなマッチレースに挑戦しています。大会は8月7日から。

　バルクヘッドマガジンでは彼らのレポートとともに大会の様子をお伝えしていきます。がんばれ、シエスタ！（BHM編集部）

ロシアで開催されたアジア・オセアニア予選優勝時のシエスタ。和歌山を拠点に活動する彼らは日吉染業ヨット部所属で、これまで主にJ/24、マッチレースで活動してきました。昨年度の全日本J/24、全日本マッチの優勝チームです。写真：今津浩平

◎ISAF NATIONS CUP
http://www.nationscup2013.dk/

シエスタレポート（1）

　ISAFネーションズカップ2013に出場のため、デンマーク・ミゼルファートに来ています。（文・写真／シエスタ 坂本）

　今回のメンバーは、
バウ：河渕圭佑
ピット、テーラー：和田大地
トリマー：岡本康裕
メイン、タクティクス：今井信行
スキッパー：坂本亘

　ミゼルファートは、首都コペンハーゲンから西へ約180キロの田舎町です。

　レースは8月7日から10日まで。今回の遠征では、大会前に3日間の練習を行います。レースで使用する艇は、DS37とMatch28の2艇種。

　今日の練習では、DS37を使い動作中心の練習を行いました。コンディションは8〜15ノット、狭いエリアでの練習になりました。

　休憩を取りながら、動作の反復練習を行いました。基本的なクルーワークですが、このサイズの船になると様々なタイミングや小さなテクニックが重要になります。

　明日も引き続き、クルーワーク練習を行う予定です。

ネーションズカップで使われるDS37

DS37のキャビン内

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