伊藤園マッチ第4戦、浜崎、貫禄の勝利!
7月20日、葉山沖で「伊藤園マッチレースシリーズ」が開催された。今年からはじまった本大会も第4戦を迎え、いよいよ佳境に入ってきた。(文/田中正昭 アンパイア、写真/田中一美)
浜崎(6号艇)vs藤井(2号艇)、村越(1号艇)vs市川(3号艇)
今回は、元全日本チャンピオン、浜崎栄一郎の今季初参戦のほか、地元・葉山マリーナヨットクラブの大野稔久(アドニス+フェローズ合同チーム)と村越俊介(スターボードJr.)、女子の第1人者藤井麗、いまや若手期待の星ともいえる市川航平(月光)、マッチの経験は浅いながら3戦連続参加し、めきめき腕を上げている安原保(サべージ)の6チームが揃い、フルエントリーとなった。
酷暑は一段落したとはいえ、真夏の晴天。しかし、風は北東の軽風で、大きなシフトを繰り返しながらも、なんとかレースは進行する。ラウンドロビンの1順目を終了し、2順目の第6フライトがスタートしたところで、風が一挙にダウン。南西に振れた風も吹き上がりそうにもなく、レース終了となった。
軽風下のレースではあるが、随所にマッチらしい競り合いが見られ、特に村越対浜崎の対戦はお互いにペナルティーを取り合う緊迫したマッチとなった。
今回の成績は、浜崎が貫録で6戦全勝、優勝賞金3万円を獲得した。次いで大野、自己最高の2位。「浜崎選手の参戦がなければ、優勝だったのに…」とは主催者からの慰めの声であるが、全戦参戦・年間優勝(賞金30万円)を目指す大野チームにとっては希望のつながる好成績となった。
注目は、第3戦優勝の長橋誠(エスプリ)である。マッチレース自体初めてで、初参戦でいきなり優勝を収めた。このような若手セーラーの登場に期待したい。
4戦フル参戦でコンスタントに上位に入っている藤井麗が、年間ポイントでリードしている。シリーズは残り3戦。これから参戦したとしても、成績次第ではファイナルに進める6位以内は可能である。
これからが勝負だ。常連組にはさらにがんばってほしいし、新規参入も期待している。例えば、キールボート・チームの若手メンバーでチームを作って参戦してみてはどうだろうか? チームのレベルアップにもつながること間違いない。
NST伊藤園シリーズ今後のスケジュール
第5戦 8月17日(土)
第6戦 9月14日(土)
第7戦 10月5日(土)
伊藤園シリーズ・ファイナル 11月2日(土)
問い合わせは、ニッポンセールトレーニング葉山(nst2000-yn※y3.dion.ne.jp。※を@に代えて)まで。
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