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圧倒的なパワーの違い!ETNZ対ルナロッサ

 7月21日、サンフランシスコで開催されているルイヴィトンカップで、エミレーツ・チームニュージーランド(ETNZ)対ルナロッサチャレンジの第3戦がおこなわれました。防衛艇オラクルUSAと対決する挑戦艇を決めるルイヴィトンカップには、ETNZ(NZL)、ルナロッサ(ITA)、アルテミスレーシング(SWE)が出場しています。(BHM編集部)


ジブトラブルのETNZ。

 アルテミスは、プロジェクトの遅れからいまだAC72が進水せずレース不参加。事実上、ETNZとルナロッサの戦いがおこなわれていますが、初戦をルナロッサが安全規定問題から棄権(その後、ルナロッサの主張は認められるカタチでレースに復帰しました)、第2戦では圧倒的な走りでETNZが勝利しました。

 そして迎えた第3戦では、ボトムマーク回航後、先行していたETNZが大トラブルを見せました。ジブのハリヤードが何かしらの原因でズリズリと落ちてきてしまいます。バウマンのGLENN ASHBYが必死でジブを下ろし、海中へ投げ捨て、ジブなしのセーリングとなりました。

 しかし、それでもETNZは速い! 先行してパフを掴んでいる優位性もありますが、アップウインド、ダウンウインドともルナロッサはボートスピードで追いつきません。ETNZは2分19秒差でルナロッサを破りました。

 「(ジブを失ったことは)イライラする残念なことだった。でも、これまで同様のトラブルは一度もなかったけれど、こうしたトラブルはレースでは起きるもの。クルーは最善の対処で素晴らしい仕事をしてくれたよ」(ディーン・バーカー)

 しかし、このレースを見て感じたのは、(全世界のセーリングファンも同様だと思いますが)、ETNZとルナロッサには圧倒的な差があり、ルナロッサが勝つことはむずかしいだろうということ。そして、レースを見ていても、スタート前しか2艇が絡むことはなく、ゲーム性に魅力は(今のところ)ないということでしょう。

 次回ルイヴィトンカップは、明後日(23日)に、同じくETNZ対ルナロッサがおこなわれます。


ETNZのヘッドセールトラブル

◎ルイヴィトンカップ今週、来週のスケジュール
Tuesday, July 23, Luna Rossa Challenge vs. Emirates Team New Zealand
Thursday, July 25, Artemis Racing vs. Luna Rossa Challenge
Saturday, July 27, Emirates Team New Zealand vs. Artemis Racing
Sunday, July 28, Emirates Team New Zealand vs. Luna Rossa Challenge


24時間体制で建造し完成間近のアルテミスAC72。現地では、鹿取正信さん(ノースセールジャパン)が、データ解析・ソフトウエア担当としてアルテミスチームに携わっています

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