ディンギー大集合!大阪市長杯ヨットレース
7月14日、大阪北港ヨットハーバーが開港した当時から開催される「大阪市長杯ヨットレース」が、参加82艇を数える大フリートレースで開催されました。昨年より、大阪市からの援助金が打ち切られ、開催が危ぶまれるなか、関係者の手弁当により今年も無事おこなわれました。レースはクラス分けされ、各クラスでのヤードスティックナンバーによる修正で順位を決めます。(文・/橋本正毅)
大阪市長杯ヨットレースに複数クラスが82艇参加。ヤードスティックナンバー(ハンディキャップ)を使って開催されました
クラス分けは、
トッパークラス14艇(うち2艇は自艇)
シカーラクラス14艇(うち2艇は自艇)
キャットリグクラス 27艇(レーザー14艇シーホッパー11艇レーザーラジアル2艇シーホッパーSR1艇)
スループクラス 22艇(470 8艇 スナイプ 6艇 テーザー3艇 シーホース2艇 ZEN15 レーザー2000 FJが各1艇)
アクセスディンギー6艇
となっており、それぞれでしのぎを削りました。
レースは、普段ヨットで立ち入ることを許されない本船航路を使用し、大阪湾に浮かぶ埋め立て地「舞洲」の周りを一周する珍しいレースです。
本船航路を封鎖するのでタイムリミットが厳しく、すべての舟が完走できるのか? ということも注目されます。風速はこの時期らしく10メートルの南西が吹き、スリリングでサバイバルなレースが展開されました。
普段走る事ができない海面を使うレースということで毎年たくさんの参加者があり、斜陽になりつつあるヨット界に新しい参加者を増やしてどんどん大きくなる大阪市長杯。
大阪市からの援助がなくてもナニワセーラーのど根性でずっと続いて行くことでしょう。稲森名誉会長が「死ぬまでやるで!」とおっしゃったように、決してヨットレースの火は消してはいけないと感じた1日でした。
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
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