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最終トランスパック激戦グループスタート!

 7月13日、トランスパック最終フリートがスタートしました。青空が広がるロサンゼルス・サンペドロ沖は、10ノット以上の風が吹くグッドコンディション。レース海面は100フィートの〈ラガマフィン〉をはじめ、最新・快速艇がゴロゴロ揃うヨットショーのようです。最終日のクラスはプロフェッショナルも多く、勝負の気合も十分。フリートはフルハイクアウトでカタリナ島〜ハワイに向けて旅立ちました。(BHM編集部)


継続は力なり。大型キャンペーンにも関わらず余裕すら感じられるベンガルチーム。すばらしいスタートを見せました。photo by Junichi Hirai

 日本から出場の〈KLCベンガル7〉は、ピンエンドをビタリと狙うベストスタート。そのすぐ後ろ、やや風上で〈ビーコム〉。風下集団の先頭に位置して、日本2艇は並んでスタートしました。

 今回で7回めの出場となる〈ベンガル〉は現地でも注目されているチームです。全出場艇のなかでも7回連続となると数は限られ、さらに愛嬌のあるクルーが多いせいか、現地応援団がたくさんいます。乗艇するメンバーのなかで7回乗ったのが4人、複数回出場した選手がほとんどで、今回は昨年暮れに出場したシドニーホバートヨットレースのクルーを中心に構成されました。

「シドニーホバートとは気分が違いますね。あっちは、寒くて海が荒れるホバートに行くという緊張感があったけれど、こちらはハワイですから(笑)。トランスパックには7回出場していますが、毎回あたらしい発見があります。その多くはコースや戦術ですが、今回もどんなことが起こるのか楽しみ。この船(Humphreys 54)でははじめてのトランスパックです。目標は入賞。快足集団にどこまで追いついていけるか、といった展開になると思います」

 と話すのは邨瀬愛彦オーナー。驚いたことにハワイフィニッシュ後は、すぐに日本へ戻ってパールレースに出場予定とのこと。思わず「どれだけロングレースが好きなんですか!?」と聞いてしまいました。こうしたことを平気でやってのけてしまうのも、スケールの大きいベンガルチームらしいエピソードです。

 さあ、大型快足の最終フリートがスタートしました。バルクヘッドマガジン編集部は、今回もずぶ濡れのままにロサンゼルス国際空港へ直行(只今ゲート前で原稿を書いています)。次回のレポートは日本からお届けします。

◎航跡図(イエローブリック)
http://yb.tl/transpac2013
◎Transpac Yacht Race
http://www.transpacyc.com/


三田オーナー、大山、楠+ニュージーランド勢合計11名が乗り込むビーコム。photo by Junichi Hirai


トランスパックの顔となりつつある日本代表のベンガルチーム。今回は昨年11月に蒲郡を出港後、太平洋をぐるっとまわってロスへ。ハワイへ到着し、日本へ回航したら太平洋ぐるっと一周達成です。今回6艇もの日本艇が出場した背景には、ベンガルチームの活動が影響しています。photo by Junichi Hirai

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