トランスパック開幕直前!ロングビーチ前日
7月7日、トランスパックスタート翌日を控え、ホストクラブとなる「ショアラインヨットクラブ」で、安全セミナーがおこなわれました。USセーリングによるこのセミナーは、午前8時から夕方5時までみっちりおこなわれ、ライフジャケットの種類や選び方といった基本から、応急処置、落水者救助、安全装備品の使い方まで内容は多岐に及びました。(BHM編集部)
日本と同じようにアメリカでもヨットレースの事故が連続しています。編集部がこのトランスパックを取材するのは初めてですが、安全に関してUSセーリングの強い意志表示を感じました。
さて、明日8日にスタートするのは、グループ分けされたクラス7、8で、40フィート前後の船が中心です。6艇出場する日本艇のうちの3艇がスタートします。
8日にスタートする日本艇
Ten quarter〈テンクォーター〉(First40)高橋祐一オーナー
KIHO〈貴帆〉(X41)北田浩オーナー
Gefion〈ゲフィオン〉(R/P44)中島和浩オーナー
◎Transpac Yacht Race
http://www.transpacyc.com/
ショアラインヨットクラブ2階でおこなわれた安全セミナー。8〜17時の長時間のセミナーでした。photo by Junichi Hirai
ヨットクラブ2階のテラスには、ここで1984年ロサンゼルス五輪のセーリング競技が開催された記念碑が飾られています。ロス五輪470代表だった高木裕さんはベンガル7で出場します。photo by Junichi Hirai
ライフジャケットについてもわかりやすく説明してくれました。photo by Junichi Hirai
テストセーリングの後、オーニング下でミーティングするベンガルチーム。スタートはまだ先ですが、日本へ送り返す荷物の段取りをしています。正面でベタッとなっているのは、バルクヘッドマガジンでもお馴染みのまゆこちゃん。昨日誕生日を迎えました。おめでとう!photo by Junichi Hirai
テンクォーターのキャビン。積み込みはこれでほぼ完了です。photo by Junichi Hirai
このトランスパックには東北からテンクォーターと貴帆の2チームが出場します。「2011年の出場を予定していた矢先の震災でした。船はボロボロになりましたが、いろんな方に助けてもらい、このトランスパックでも多くの応援をいただいています。自分のなかで一区切りのキャペーンです」と高橋オーナー
スタート前に各艇に位置情報発信装置のイエローブリックが渡されました。スタート後の出場艇の位置はトランスパックのウエブサイトで確認できます。また、数日前には、天気予報と自艇のデータから最適のコースを導き出すソフト「エクスペディション」の講習会もおこなわれました(講師はピーター・アイスラーです)。エクスペディションは“使わないナビゲーターはいない”ぐらいロングレース定番ソフトになっています
ゲフィオンの船内。「トランスパックは楽しみますよ!米を炊く圧力鍋も買ったし、ヅケ丼の仕込みも終わりました。気持よくセーリングしてきます」と話すのは中島オーナー。ハワイでチャーターしたヨット(RP44)で初のトランスパックに挑みます。photo by Junichi Hirai
ホストクラブのショアラインヨットクラブ。親切なおじいちゃん、おばあちゃんが、わんさかいます。photo by Junichi Hirai
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