二宮杯マッチ、坂本の優勝と市川の台頭!
今年も初夏恒例の「二宮杯マッチレース」が、5月11日、12日の2日間、三重県・志摩ヨットハーバーをベースに開催された。(文・写真/今津浩平 日本ヨットマッチレース協会)
参加6チーム。初日は激しい雨天と微風、時に無風。選手も運営も泣かされる厳しい1日だったが、翌日は一転して快晴に
午前の早い時間は不安定な風に翻弄される場面もあったが、気温があがるに連れて、絶好の南の安定した風が吹き出し、予定通りのプログラムを完遂することができた。
予想では、前回アジア大会の覇者であり、昨年度JYMA(マッチレース協会)公式戦全戦全勝の坂本亘(シエスタ)の圧勝が予想されたが、若手期待の市川航平が、予選ラウンドロビンの最終マッチで坂本に唯一の土をつけて、予選ラウンドロビンをトップ通過。五ヶ所湾海上は、にわかに活気づいた。
市川対坂本の決勝も熾烈な戦いとなり、2度のマッチを終えて1勝1敗。最終マッチでは、坂本がベテランの味を出して危なげなく市川を寄り切った格好だが、市川航平の健闘は、マッチレース新時代を予感させるエポックメイキングな一戦になった。
なお、3位にも若手の市野直毅が入賞。参加選手数が6チームで、やや寂しい大会になることが心配されたが、それを見事に払拭する、見所満載の素晴らしいイベントとなった。
市川航平選手率いる月光チームは、これからもマッチレースに積極的に参戦の予定。活躍が大いに期待される。
写真は市川vs坂本。月光チームのメンバーを中心に結成された市川チーム、和歌山大の現役ヨット部員も乗った市野チームなど若手チーム注目が集まった
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