AC45ワールドシリーズ最終ナポリ大会開幕
4月18日、イタリア・ナポリでアメリカズカップ・ワールドシリーズがはじまりました。この大会は、AC45によるワールドシリーズ2012〜2013年の最終戦となります。今回出場するのは9チーム。ベン・エインズリー(GBR)、トム・スリングスビー(AUS)といった五輪スター選手が加わります。大会は21日まで。(BHM編集部)
ワールドシリーズが開幕。ナポリは昨年に続いて2度目の開催です
ACワールドシリーズ・ナポリ大会エントリーチーム
J.P. MORGAN BAR / Ben Ainslie
EMIRATES TEAM NZ / Dean Barker
LUNA ROSSA PIRANHA / Chris Draper
ORACLE TEAM USA SLINGSBY / Tom Slingsby
ENERGY TEAM / Yann Guichard
LUNA ROSSA SWORDFISH / Francesco Bruni
ARTEMIS WHITE / Charlie Ekberg
CHINA TEAM / Mitch Booth
HS RACING / Roman Hagara
HSレーシングのローマン・ハガラは、トーネード級で2つの金メダルを持つカタマランの達人。トーネード時代からのクルー、同チームのハンス・ペーター・シュタイナッハとの頭文字を取ってHSレーシングと名付けられています(船はRedBull)。彼らは、今年9月に開催されるユースアメリカズカップのデレクターを務めています。
いちばんの注目は、先に書いたベン・エインズリーとトム・スリングスビーの対決でしょう。ご存知のようにベンは、レーザー級でアトランタ銀、シドニー金、フィン級に移ってアテネ、北京、ロンドンで金メダルを獲得しています。スリングスビーは、ロンドン五輪で金メダル。現在レーザー級で敵なしの実力の持ち主です。彼らの戦いは、まさにドリームマッチといえるでしょう。
また、AC45ナポリ大会の裏では、アメリカズカップ本戦のプロジェクトが着々と進んでいます。アルテミス、エミレーツチームニュージーランド、ルナロッサ、そして防衛者のオラクルチームUSAのAC72(セカンドボート)が水面下で進行しています。
ベテランから若手まで勢揃い。アルテミスのヘルムスマンは、Charlie Ekberg(写真右下。スウェーデンの49er乗り)で、ユースアメリカズカップチームのヘルムを担当しています
初日7位のアルテミス。風が弱く、トリッキーなコンディションでした
チャイナチームは、オーストラリアのベテラン、マッチ・ブースがヘルムスマン。クルーは中国選手がつとめます
スピットヒルに代わって登場したトム・スリングスビー。ロバート・シェイド(BRA)もそうですが、圧倒的なレーザー王者はどんな船でも乗り方がレーザー風になりますね
ルナロッサはクリス・ドレパーとフランチェスコ・ブルーニの2チームがエントリーしています
防波堤には観客。レースの内容は、フリートレースとマッチレースに分かれ、日本時間夜8時頃から始まっています。ライブ中継とトラッキングのリアルタイム情報を見ながら観戦すると分かりやすいです
イタリア・ナポリはラテン語読みでネアポリス。ジョジョの奇妙な冒険・第5部の舞台でもあります。ネアポリス駅に行くと不思議な「亀」がいるかもしれません
大会初日ダイジェスト
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