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RRS改正。選手指導者向けルール講習会実施

 1月19日、東京・浜松町で「選手・指導者向けルール講習会」が開催されました。これは実践的なルール知識を習得することを目的に日本セーリング連盟(JSAF)ルール委員会が主催するイベントで、1月から3月にかけて全国各地で開催される予定です。今回は日本テーザー協会からの依頼により実施されたもので、当日はテーザークラスのセーラーを中心に15名が集まりました。(レポート/軽部竜也 日本テーザー協会)


浜松町で開催されたルール講習会の様子です。2013年1月1日にヨットレースの改正ルール(RRS)が施行され、それにともない新ルールブックがJSAFから販売されています。ヨットレースに出場したり、運営などレースに関わる人は、必ず勉強しましょう

 講習内容は、基本原則から始まり、航路権と一般制限、マークと障害物、そして42条などを中心的な話題として扱いました。それぞれのルールについて具体的なケースを例題として提示され、受講者が解答を考えながら講師の解説を聞き、その中で正しいルールの理解を深めていくというスタイルで進められます。

 普段は理解しているつもりでも例題として提示されると、即座に正しい回答をするのはなかなか難しいようです。講師からは「どちらの艇が悪いのかだけではなく、なぜなのか、どのルールが適用されるのかを説明できるように」と指導が入ります。また、例題の解答を通して今回のルール改正で変更になったポイントも詳しく解説されました。

 結局、午前午後にかけて合計6時間にわたる長時間の講習となりましたが、密度が濃く予想以上に早く時間が過ぎて行きました。参加者は集中して取り組めたようで、満足度の高い講習会となりました。

 今年のテーザークラスの活動の焦点は、秋田で開催予定の全日本、そして8月にアメリカで開催されるワールドです。今回のルール講習会でも「海外選手と行うレースで、ルールで負けないためにも正当にルールを主張していく」という話がありました。今後のレースでの実践を通して、参加者のルール知識がレベルアップしていくことが期待されます。

 次の日本テーザー協会主催のイベントは、ミッドウィンターレガッタ(2月17日、千葉市稲毛ヨットハーバー)です。


講習会で用いられたクイズ形式のテキスト

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