デストップニュース/2012年49号
世界のヨットレースを紹介するデストップニュース最新号です。現在進行中で話題になっているのは、無寄港単独世界一周レースの「ヴェンディグローブ」。今週はマレーシアの「モンスーンカップ」、「エクストリームセーリングシリーズ」、また日本チームも出場しているタイ「キングスカップ」がおこなわれています。12月だというのに枚挙にいとまがない。そんな世界のヨッティングシーンです。(BHM編集部)
さて、(チームコリア・韓国をのぞいて)各チームがAC72を進水させた「アメリカズカップ」。挑戦者代表のアルテミスレーシングからは、リュイック・ペイロンの加入にともないアフターガードチームが再編成。なんとテリー・ハッチンソンが放出されるというビッグニュースです。
TP52メッドカップをはじめグランプリキールボートレースでは飛ぶ鳥落とす勢いだったテリー・ハッチンソンですが、これまでおこなわれたAC45のワールドシリーズでは冴えない走りが目立ちました。同チームに、ネイサン・アウタリッジ(49er、モス)、イアン・パーシー(スター)、サンチャゴ・ランゲ(トーネード)といった五輪メダリストが勢ぞろいで、マルチハルの超ベテラン、ペイロンが加わり、さらにポール・ケイヤードがバックに控えているわけですから、これ以上の船頭は必要ありませんね。ハッチンソンの次の活動にも注目が集まります。
また、アメリカズカップでは、ルナ・ロッサチャレンジからアメリカズカップ・インターナショナルジュリーに提出された抗議(議定書に書かれる(バウから?)200メートル以内のナビゲーションの禁止項目に、オラクルが違反しているのではないか、という内容)など。…「なんだかなぁ」のニュースが続くアメリカズカップです。盛り上げるための四苦八苦感が伝わってくるのは、編集部だけでしょうか。
さらにデストップニュースでは、デイラン記録を更新したヴェンディグローブ。カスカイスをスタートしたパネライ・トランサット。ブラジルで開催されたエクストリームセーリングシリーズ、ピーター・ギルモアが引退を発表、またイアン・ウィリアムスが4度めの年間優勝を決めたモンスーンカップ(大会はTaylor Canfieldが勝利しました)を紹介しています。
最後は、Vestas SailRocketの世界最速記録更新の大迫力ビデオです。しかし、これどうやって止まるんでしょう? やっぱりパラシュート?
日本でも人気のキングスカップ(タイ・プーケット)。今回は、プラトウ25クラスに日本3チームが出場しています。photo by Guy Nowell/Phuket King’s Cup
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