トップ3大接戦、軽風博多湾J/24全日本
10月19日、福岡J/24全日本選手権2日目。前日の強風とは打って変わり、穏やかな海となった博多湾。空には雲ひとつなく晴れ渡り、ぽかぽかとしたピクニック日和です。しかし、全日本王座獲得に燃える選手たちは、おだやかな気分ではありません。大会2日目は北東の軽風で3レースおこなわれました。(BHM編集部)
ブローの強弱、シフトのあるレース海面に翻弄されたJ/24全日本2日目。トップ3が接戦となっています。photo by Junichi Hirai
今回のレース海面は博多湾の入り口。志賀島、能古島、後方に毘沙門山に囲まれたゾーンです。軽風となった本日は、海面はフラット、風の振れは20度近くもあり、一発逆転もあるコンディションに。そのため、3レースの順位をまとめるのは一苦労で、上位から下位へ、または下位から上位へと、めまぐるしく順位が入れ替わりました。
第1レースでは前日のリコールを払拭するべく、風下から飛び出した〈マンタ〉が1位を取ると、第4レースではシフトをうまく捉えた〈ホワイトスコール〉、第5レースは〈フォックス〉が逆転でトップを獲得。しかし、どのチームも凹凸のある成績で上位陣は大混戦となっています。
成績は、5レースを終えたため最も悪い1レース分の得点がカットされました。トップを走るのは〈フォックス〉です。しかし、2位の〈シエスタ〉〈月光〉とは1点差という接戦で、まだまだ勝負の行方はわかりません。明日はさらに軽風の予報となっています。博多湾決戦は中盤を迎え、緊張感が高まってきました。
◎J/24全日本選手権 2日目上位成績
1. FOX(近藤慶治)2-2-(9)-4-1 9p
2. SIESTA(岩出 彰)5-1-2-2-(6) 10p
3. 月光(尾崎惇人)1-3-3-(6)-3 10p
4. マンタ(吉岡岳史)(OCS)-7-1-3-9 20p
5. STELLAの子(村山末明)3-4-(12)-8-5 20p
6. PINK KISS(前田康子)7-(10)-4-9-2 22p
※カッコはヘルムスマン氏名です。
※成績詳細は下記写真をごらんください。
第3レースで見事トップフィニッシュを飾った〈マンタ〉。吉岡スキッパー、白石トリマーのベテラン・スナイパーが乗り込みます。photo by Junichi Hirai
テンプスチーム。バウから一列に並ぶとT・E・M・P・U・Sです。photo by Junichi Hirai
第5レーストップは総合1位に立つ〈フォックス〉。photo by Junichi Hirai
スタート後、艇団はシフトをつかむため右海面と左海面へ大きくわかれました。本日の見所は第5レース。右海面に向かったわずか3艇がビッグゲイン。大多数の左集団を引き離して上位回航しました。photo by Junichi Hirai
第4レーストップの〈ホワイトスコール〉。photo by Junichi Hirai
午後6時、博多湾のはるか西に夕日が落ちていきました。photo by Junichi Hirai
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