かねてから話し合いが続けられていた高校生セーリングの艇種問題。現在、高校生は、FJ級、セーリングスピリッツ級、420級、またシングルハンドでは、シーホッパー級SR、レーザーラジアル級、レーザー4.7級と統一されていない現状があります。日本セーリング連盟（JSAF）と高体連では、約５年ほど前から艇種問題を協議し、このたび「2015年和歌山インターハイ」から420級を制式艇として採用することを決定しました。（BHM編集部）

　レースフォーマットはまだ発表されていませんが、当面はFJ級と並行して420級もおこなわれるようです。また、JSAFでは420級を購入し、全国の県連を経由して高校生が420級に乗れる環境を作る計画をすすめています。まずは、先週末にJSAFが先行購入した30艇を、募集に応えた県連へ配艇されました。今後、JSAFでは合計123艇の420級を購入し、その半額の費用（約35万円）で購入できるようにして配艇していく予定です。

　この420級の購入〜配艇の流れにともない、JSAFでは「420級・購入資金援助のお願い」を案内しています。くわしくは、リンク先ホームページを御覧ください。

◎全国の高校生セーラーに420を届けよう！（JSAFウエブサイト内）
https://www.jsaf.or.jp/420/form1.php

420級は、世界最大のユース世代のヨットレース「ISAFユースワールド」に採用されている艇種です。写真は今年7月アイルランドで開催されたISAFユースワールドより。photo by David Branigan/ISAF

• ツイート