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デストップニュース/2012年41号

 今週の世界のヨットレースを紹介するデストップニュースです。オープニングはビーチに寝そべるセバスチャン。だんだんと趣向を凝らしたオープニング演出もネタ切れ感がありますね…。さて、まずは、バルクヘッドマガジンでも紹介したサントロペの「Les Voiles de Saint-Tropez」から。ウォーリークラスもあり、まさにクラシック vs モダンヨットのフェスティバル。チャンスがあれば、一度見てみたいものです。(BHM編集部)

 続いて、クロアチアで開催された「RC44世界選手権」。こちらは、バスコ・バスコット(ITA)がタクティシャンをつとめた〈Peninsula Petroleum〉が優勝を飾りました。バスコは、FARR40ワールド、メルジェス32ワールド、そしてRC44ワールドと世界選手権を三週連続でこなす売れっ子。実は、バスコだけでなく、ほかのプロセーラーもツアーといってもいい、同じ流れのなかで遠征しています(その理由は、現在執筆中の「メルジェス32ワールドを分析する」のなかで触れます)。

 アメリカ・サンフランシスコで開催されたアメリカズカップAC45ワールドシリーズでは、セーラーのチーム間移籍がありました。チームコリアのヘルムスマンだったネイサン・アウタリッジ(AUS)がアルテミスへ。ボルボ・オーシャンレースを終えたフランク・カマス(FRA。グルーパーマ)、ザビ・フェルナンデス、イケール・マルチネス(ESP。テレフォニカ)のコンビが〈ルナロッサ〉へ合流。

 ネイサンの抜けたチームコリアには、なんと21歳のピーター・バーリング(NZL)が抜擢されました。彼はロンドン五輪49er級の銀メダリストで、北京五輪には470級クルーとして出場していました。このニュースには、世界中がびっくりです(ところでユースアメリカズカップの話は、ニュースになっていませんが、どうなったんでしょうか?)。

 ワールドシリーズのマッチレース、フリートレースは、ともに〈オラクル〉のジェームス・スピットヒルが勝利。次のワールドシリーズは、AC45最後の出番となる2013年5月のイタリア・ナポリ大会になります。


アメリカズカップ・ワールドシリーズスキッパー他首脳陣一同。新星ピーター・バーリング(21歳)は左から2番目。次に若いのは、チームチャイナのフィル・ロバートソン(25歳。写真前列カップの右)でしょう。両選手はニュージーランド出身ながらも420、470、49erとディンギー畑で活躍してきたバーリングに対して、ロバートソンは、ロイヤルニュージーランドヨットスコードロンのユーストレーニングプログラムを経てマッチレースでチカラを発揮しています。道は違えども同じ土俵にたどり着きました。photo by Gilles Martin-Raget

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