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最終レースでドラマが!江の島Int.14全日本

 10月6、7日の2日間、神奈川県江の島沖で第38回インターナショナル14全日本選手権大会が、K16クラスと共催で実施されました。参加艇は6艇。ここ数年一ケタの参加という年が続いており、我々のクラスも高年齢化による悩みはあるものの、今年も年齢を感じさせない走りが見られました。(レポート/藤井義久、写真/石村 究)


第4レースのスタートシーン

 初日の10月6日は、3レースが、下スタート、トライアングル+ソーセージ×2、下フィニッシュのコースで争われました。安定した晴天でしたが風向が定まらず、運営&選手泣かせの1日でした。風速も1〜4メートルの微軽風に終始し、初日を終わって軽風を得意とする西間/松本が、3レース中2レーストップと一歩リードしました。

 翌7日は、時折雨がちらつく空模様で、多少振れがあるものの、波のない北〜北東の5〜9メートルの絶好のコンディションで残り2レースが行われました。第4レースは、2点差で3位に付けている喜田/鷲野が第1サイドマーク付近でトップに立ちました、その後は初日2位の宇都/石田と喜田組との2艇がトップ争いを演じましたが、最後の上りで喜田組がタックミスで勝負あり、宇都組の勝利。西間組は4位に終わり、総合2位に後退しました。

 とはいうものの、最終レースが成立すれば1レースがカットできることから、この時点で宇都組、西間組、喜田組が実質2点差の中にひしめいており、最終レースに3チームの優勝の可能性が残りました。

 気合が入りすぎたのか、喜田組、西間組が揃って痛恨のリコール! 抜群のスタートを切った宇都組が序盤からリード。終始後続の追従を許さずそのままトップフィニッシュ。3年ぶり2回目の優勝を飾りました。

 クルーの石田選手は、直前の9月にイタリア・サルディニア島で各国14チームが集まって行われたInt.14サルディーニャ選手権にも参加しており、腕を磨いてきた成果が見られたようです。

 来年9月には、カナダのロイヤルヨットクラブで世界選手権が行なわれます。昨年ウエイマスで実施された選手権には、震災の影響もあって1チームが参加しただけでしたが、次回はチームレース4艇が参加できるだけのメンバーを揃えて参加したいと考えており、クラス一丸となって準備していきます。

 14のメンバー以外の方でも「我こそは」という若者がおられましたら、ぜひこちら(fujii14jpn115@yahoo.co.jp)に連絡をお願いします。


3年ぶりの優勝を飾った宇都/石田


1位 宇都/石田


2位 西間/松本


3位 喜田/鷲野

◎インターナショナル14全日本2012 成績
1. 宇都泰孝/石田知史 2-(3)-2-1-1 6p
2. 西間亮/松本圭 1-(4)-1-4-2 8p
3. 喜田健資/鷲野隆夫 (4)-1-3-3-3 10p
4. 重山直輝/松尾宏次 3-2-4-(5)-5 14p
5. 藤井義久/長嶋匡之/山口直樹 (6)-5-5-2-4 16p
6. 萩原賢一/菊地正滋 5-(6)-6-6-6 23p

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