ロックスター集結、メルジェスワールド直前
9月25日より、アメリカ・ニューポートでメルジェス32世界選手権が開催されます。日本から6チーム/27名が出場するこの大会に注目している人も多いことでしょう。日本からは、夜叉侍、スレッド、エスメラルダ、スウィング、マンマユート、ケットフィークが出場します。詳しくは、こちらの記事をごらんください。(BHM編集部)
メルジェス32ワールドのエントリーリストは次のとおりです。タクティシャンを見わたすと、ものすごい顔ぶれということがわかると思います。このなかで、オリンピックに出てメダルを持っているとか、ワールドで優勝したとか、アメリカズカップに出たなど、そういう類の経歴は、なんの自慢にもなりません。だれしも、ワールドチャンピオン経験のひとつ、ふたつを持つ、プロのなかでも最上級のプロだからです。
ほとんどの出場艇が係留するニューポートシップヤード。とっても賑やかです。この大会のレース本部はニューヨークヨットクラブですが、係留場所は分散しています。photo by Junichi Hirai
メルジェス32世界選手権エントリーリスト
helmsman/tactician, boatname
1 Phil Lotz/Brad Read, Arethusa
2 Jason Carroll/Cameron Appleton, Argo
3 Pieter Taselaar/Nick Thompson, Bliksem
4 Andrea Pozzi/Gabriele Benussi, Bombarda
5 Michael Dominguez/Andy Horton, Bronco
6 Joel Ronning/Bill Hardesty, Catapult
7 Malcolm Gefter/Andrew Campbell, Celeritas
8 Ed Tillinghast/Allan Terhune, Jr., Dark N’ Stormy
9 Dalton DeVos/Jonathan McKee, Delta
10 Makoto Uematsu/Ken Read, Esmeralda
11 Lanfranco Cirillo/Michele Paoletti, Fantastica
12 Terry McSweeny/Seadon Wijsen, Flat Stanley
13 William Douglass/Chris Larson, Goombay Smash ※2011年優勝
14 Deneen Demourkas/Kelvin Harrap, Groovederci
15 Alec Cutler/Richard Clarke, Hedgehog
16 Mark Plaxton/Peter Holmberg, INTAC
17 Alex Jackson/Charlie McKee, Leenabarca
18 Vincenzo Onorato/Nathan Wilmot, Mascalzone Latino
19 Naofumi Kamei/Manuel Weiller, Mamma Aiuto!
20 Steve Rhyne/Johnny Lovell, Mojo
21 John Taylor/Jeff Madrigali, Ninkasi
22 Benjamin Schwartz/Chris Rast, Pisces
23 Daisuke Kimura/Umihiko Arakawa, Quetefeek
24 Roberto Tomasini Grinover/Vasco Vascotto, Robertissima
25 Richard Gorannson/Matt Humphries, Inga III
26 Willis ‘Andy’ Lovell/Steve Benjamin, Rougarou
27 John Kilroy/Paul Goodison, Samba Pa Ti
28 Keisuke Suzuki/Jesper Radich, Swing
29 Okura/Eiichiro Hamazaki, SLED
30 Edoardo Lupi/Branko Brcin, Torpyone
31 Ryan DeVos/Ed Baird, Volpe
32 Steve Howe/Morgan Larson, Warpath
33 Yukihiro Ishida/Ross MacDonald, Yasha Samurai
34 Alexis Michas/Brian Ledbetter, Zetiana
タクティシャンに選ばれるようなセーラーを、少々茶化した言葉で「ロックスター」と呼ぶことがあります。ここでディンギーセーラーにもわかるロックスターを紹介すると…。北京五輪470級男子金メダリストのネイサン・ウィルモット、同じく北京レーザー級の金メダリスト、ポール・グッディソン、また、10年、11年とレーザーワールドで準優勝のニック・トンプソン。
こちらもメダリストのチャーリー&ジョナサン・マッキー。彼らは、モス乗りとしても知られています。また、アメリカズカップのスキッパー、エド・ベアード、ピーター・ホルムベルグ。TP52をはじめとするグランプリレースボート界で飛ぶ鳥落とす勢いの、バスコ・バスコット、キャメロン・アップルトン。ボルボオーシャンレースからケン・リード。地元ニューポートのブラッド・リードなどなど…。まったく書ききれません。
明日からはじまるレースが楽しみになってきました。
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
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