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ロンドン五輪2日目、土居愛実32位発進

 英ウエイマス・ロンドン五輪2日目。本日より日本チームが出場するレーザーラジアル級、49er級がスタートしました。ウエイマスの風は15〜19ノットの好条件に恵まれ、各クラスで2レースを消化。日本の牧野/高橋は、第1レースでリコールのためラインに戻るシーンもあり総合16位に。レーザーラジアル級の土居愛実は総合32位のスタートとなりました。(BHM編集部)

 49er級には、ボルボオーシャン世界一周レースを〈テレフォニカ〉でフィニッシュしたばかりのイケール・マルチネス/ザビ・フェルナンデス(ESP)も出場しています。彼らが代表に決まった時(世界一周中でした)には、「これまで活動していたスペインの選手は、どういう気持だろう」と思いましたが、さすがにワールドチャンピオン&金メダリストです。49erのブランクは否定できないでしょうが、初日10位につけています。

 また、本日の注目は、なんといってもラジアル級で1-1位を取ったアイルランドのアナリス・マーフィーでしょう。ラジアル級のこの4年間は上位チームが混戦していましたが、一昨年あたりからオランダ、ベルギーが抜け出して他国をリード。それに続いているのが、中国、フィンランド、リトアニア、アメリカ。さらに今年に入ってから、「セーリング競技の弱点」と呼ばれていたイギリスのアリソン・ヤングが急成長している状況があります。アイルランドも実力選手ですが、オリンピックという全員が緊張する舞台の連続トップには驚きました(これが、男子の金メダル候補、トム・スリングスビーなら驚くこともはありませんが)。

 オリンピックはやはり特別な場所なのでしょう。これまでの五輪を見ていると、本命と呼ばれる選手が実力を発揮できず、直前に急成長した選手が勢いをともなってメダルを獲得するケースが多く見られます。こうした選手が、今回もあらわれるのでしょうか? 大会3日目のロンドン五輪にも注目です。


ラジアル級でトップに立ったアイルランドのアナリス・マーフィー。5月の世界選手権では23位でしたが、五輪で大爆発なるのでしょうか?


49er級初日暫定成績


レーザーラジアル級初日暫定成績


フィン級2日目暫定成績


レーザー級初日暫定成績


スター級2日目暫定成績


マッチレース予選2日目暫定成績

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