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岡田/飯島9位へ。ISAFユースワールド3日目

 7月16日、ISAFユース世界選手権(アイルランド・ダブリン)3日目は、雨の朝から始まりました。ストレッチを全員で行い、朝食後はISAFコーチのブリーフィングを聞いてから会場に向かいました。珍しく雨ベタで1時間ほど陸上待機になりましたが、すぐに西から風が入り始めて全クラス予定通り2レースを消化しました。(レポート・写真/藤谷 匠 ジュニア・ユース育成強化委員会)

 今日で前半戦が終了です。みな当初の目標順位に至っていませんが、前半戦の反省をして、日のレイデイでは休息を取り、後半戦に向けてオンとオフのメリハリをつけて後半戦につなげていきたいと思います。


420級男子、現在の岡田奎樹/飯島誠(佐賀県立唐津西高等学校)

重コーチの420級レポート
 課題のスタートが今日の1レース目は男女とも攻める最高のスタートを切ることができ、上マークを男子・岡田組1位、女子中山組も2位でまわることができました。2上では1上で良かった左が伸びず、雲と共にあらわれたブローと右へのシフトで男子は7位まで、女子は4位まで落ちましたが、何とか踏ん張りました。雲の動きを察知したチームが上位を安定して走っています。
 2レース目も岡田組は抜群のスタートをはたし、2位回航をしましたが、やはり2上のシフトを読み切れず7位まで順位を落としてしまいました。
 中山組はスタートが最悪で、本人いわく「1レース目で緊張し、2レース目まで続きませんでした」とのことで前を走ったのが初めてで極度に緊張した様子がうかがえましたが、素晴らしい走りでした。慣れれば後半戦でもこれを再現してくれると思います。
 今日は男女ともとてもいい緊張した顔をしていて、浮上のきっかけをつかんだ様子でした。レイデイを挟んだ後半戦が楽しみになってきました。

中村健一コーチのRS:X級レポート
 RS:X級のエリアではこれまでと同じようにシフトとガストが激しく、さらに2レース目からは30ノット以上の強風下でレースがおこなわれました。
 男子・倉持はスタートこそ出られるものの、その後のコース取りに迷いがあることと、強風下でのスピード差があるため大きく後退した1日となりました。総合順位は14位でまだなんとか踏ん張っています。後半戦は自信をもってレースに臨んでほしいと思います。  
 女子の原は、強風の走りができず、体力が最後まで続かないことによる集中力の低下でコースミスとリタイア。手痛い1日となりました。現状の実力を受け止め、レースの中でより多くを学び、後半戦ではひとつでも順位を上げられる努力を続けてほしいと思います。

藤谷コーチのラジアル級レポート
 レーザークラスのエリアは、西からの陸風が風速12〜20ノット、時折、風速30ノットのガストが入るコンディションでした。
 1レース目は昨日の課題であったスタートを北村、村山共に良いスタートをしました。北村はうまくブローとシフトをつかみ1マークを9位で回航。しかし、2上のレグで大きく左に展開しすぎてしまい、マイナスを長く走りすぎた結果、右に寄せた集団に抜かれてしまい大きく順位を落としました。
 村山はスタート後、左から降りてくるブローをつかみたかったものの競り負けてしまい、思うようなコースが引けません。
 2レース目は、風が上がりラフコンディションとなりました。村山は下から良いスタートしました。右にシフトする風に苦戦しましたが、1マーク10番後半で回航しダウンウィンドでさらに順位を上げてフィニッシュしました。
 北村はスタート下3のポジションで果敢に攻めましたが、潮の流れも災いし出遅れてしまいました。その後も強風下でのボートスピードに差があり挽回することはできませんでした。
 後半戦では前半戦の良いところを伸ばしつつ、修正できるところ(セールセッティング、走らせ方)をしっかりクリアにしてがんばります。

◎ISAFユースワールド成績 大会3日目
420級男子 30か国/30艇

 9位 岡田/飯島 5-16-(27)-1-25-7-7

420級女子 26か国/26艇

 22位 中山/眞鍋 23-24-22-21-24-4-(26)
レーザーラジアル級男子 59か国/59艇

 37位 北村 勇一朗 30-34-(46)-20-33-17-37
レーザーラジアル級女子 42か国/42艇
 
28位 村山 仁美 27-28-19-25-22-(35)-24
RS:X8.5級男子 33か国/33艇

 14位 倉持 大也 10-10-15-10-14-21-(24)
RS:X8.5級女子 24か国/24艇

 22位 原 百花 (22)-21-22-19-20-24-24


マリーナの様子

◎ISAFユースワールド2012
http://www.isafyouthworlds.com/

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