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ボルボオーシャン終了。次回は2014年開幕!

 7月7日、アイルランド・ゴールウェイでボルボ・オーシャンレースの最終インポートレースがおこなわれました。ダウンウインドスタートで右海面のシフトをつかんだ〈プーマ〉は、第1マークから先行し、トップフィニッシュ。全10回おこなわれたインポートレースの総合優勝を勝ち取りました。また、全レグ+インポートレースの総合優勝は、既報の通り〈グルーパーマ〉です。(BHM編集部)

Volvo Ocean Race 2011-12
1. Groupama sailing team 253p
2. CAMPER with Emirates Team NZ 231p
3. PUMA Ocean Racing by BERG 226p
4. Team Telefónica 213p
5. Abu Dhabi Ocean Racing 131p
6. Team Sanya 51p

In-port race result
1. PUMA Ocean Racing by BERG 45p
2. CAMPER with Emirates Team NZ 44p
3. Groupama sailing team 41p
4. Abu Dhabi Ocean Racing 37p
5. Team Telefónica 27p
6. Team Sanya 16p

 約8カ月続いたボルボオーシャンレース2011〜12年大会のレースプログラムは、これで終了です。本大会は、前回大会同様に魅力満載のレースとなりました。今回もトラブルの連続で、すべての参加艇で大きな問題を抱えながら戦いました。個人的には、このトラブルをどう対処するか。その対処方法にも度肝を抜かされ、セーラーをはじめ世界一周レースに関わる人の思いというか、あきらめない気力というか、そういった人間らしい泥臭さに感動を覚えました。本当に尊敬します。

 第1レグでマストを折ったリタイア後、貨物船から燃料を分けてもらいながら次のスタートにギリギリ間に合わせた〈プーマ〉。トップに迫りながらディスマストした〈グルーパーマ〉のジュリーリグ。バウセクションを作り直した〈サンヤ〉。寄港して修理後、ケープホーンをまわった〈カンペール〉。ラダートラブルに泣いた〈テレフォニカ〉。30本のボルト・ナットを打ち込んでハルの剥離を防いだ〈アブダビ〉。こうした洋上の事件をドキュメント映像でファンに伝えてくれるのですから、興奮しないわけがありません。

 次の大会は、2014年にスタート予定です。次回大会を楽しみに待ちたいと思います。


インポートレースで総合優勝したプーマのケン・リード艇長。これまで何度かの来日、また日本チームのスキッパーを務めたこともあり、わたしたちに馴染み深いセーラーです。photo by IAN ROMAN/Volvo Ocean Race


ボルボ・オーシャンレースの魅力はこの映像に尽きるでしょう!必見です

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