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日本レーザー敗退。連続五輪出場、途絶える

 ドイツ・レーザー級世界選手権最終日。今日は温暖前線の通過で、生暖かい風とともに雨もまじって15〜20ノット。やっと世界選手権らしくなりました。(レポート/JSAFオリ特:斎藤愛子)

 南里は、シルバーフリートで最後の望みをかけて2レース戦いましたが、みんなの夢はかないませんでした。ナショナルチームがみなシルバーに残れなかった時から、ひとりで背負ってきた枠取りのプレッシャーに負けたところもあったでしょうし、技術的にまだシルバーの強豪の中では競り負けてしまうところも多々ありました。力及ばず、総合102位、国枠は16位(12位までが獲得)に終わりました。

 優勝は、あのスリングスビー(オーストラリア)でしたが、昨日サッカーで遊んでいる時に筋を痛めてしまい、今日は足を固定して片足ハイクで1レース。最終レースは出ずに、オリンピック本番を意識して休みました。オーストラリアチームにはトレーナーが帯同しており、日々のコンディショニングも確実にやっています。レーザーはアスリートの集団になっており、サイボーグ的な疲れを知らない選手がますます増えていることに驚かされます。

 「打たれ弱いということなのかもしれません。4年前に自分や永井が挑戦していた時にはゾンビのように打たれ負けても、また起き上がって向かっていったところがありました。永井はあの頃と比べると経験が豊富になったぶん落ち着き、テンションも低くなってしまったようにも見えます。ピークを越えてしまったというのでしょうか。安田は強風がよくなっていただけに軽風シリーズで苦手に感じていた部分もあるかと思います。国枠がとれずに悔しい限りです。今回、ルーキー(世界選手権初出場選手の中での最高位)はチュニジアの選手でしたけど、ラジアルから転向して5カ月、勢いがありました。そんな馬力が日本選手にも欲しかったです」(アシスタントナショナルコーチ:飯島)

 国枠が多いレーザーでこんなに苦戦するなんて…と日本から厳しいお言葉もいただきました。その通りだと思います。世界レベルの上昇についていけなかったのであれば、もう一度、原点に戻って考えたいと思います。

 オーストラリアがレーザーセーリングを科学的に考えている姿勢を見習い、体格、才能ある選手の発掘から始めなければならないのでしょうか。

 種目が採用されたアトランタ五輪(1996年)から4大会連続して出場を果たしてきたレーザー級ですが、ロンドンは残念な結果になりました。応援していただきましたみなさまに心から感謝いたします。


5度目のワールド優勝を遂げたオーストラリアのトム・スリングスビー。photo by CR Johannes Berg

◎レーザー級世界選手権最終日 170艇62か国出場
102位 南里研二 27-21-24-21-16- (52)-33-(49)-39-45-18-40-34-39
122位 安田真之助 40-(42)-38-28-(42)-11-33-20-20-11-8-40-12-29
125位 城 航太 33-31-44-49-47-19-(52)-44-24-20-6-37-3-5
127位 永井久規 29-43-16-41-36-48-(49)-(BFD57)-9-22-12-27-25-15
129位 ホール・イアン 36-28-(50)-40-41-37-20-(51)-33-16-16-21-19-26
161位 粟野和昭 54-50-55-(56)-48-52-50-BFD56-48-44-35-37-49-38-41

◎Audi Laser World Championship 2012
http://www.laserworldchampionship.com/

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