仏スターワールド、風が大きく振れる
スター級世界選手権4日目。今日から折り返しの後半戦がスタートしました。風が弱い予報なので、鈴木艇はセールを変えて出艇しました。(レポート/JSAFオリ特:山田敏雄、宮野幹弘)
折り返し地点を過ぎたスターワールド。鈴木/和田は、まだ五輪出場国枠取得射程距離に届いていません。photo by Pierrickcontin.fr / Coych
風向85〜95度、風速6〜8ノットで定刻通りのスタート。鈴木/和田は、風上側から最高のスタートを決めそのまま左海面へ、その後、次第に風が右へ15度シフト。スタートを失敗して右海面へ行った艇団が息を吹き返し、1上を上位で回航する展開となりました。
鈴木/和田も上マークに近づくにつれ、風は再度左に振れ戻り、何とか20番前半で上マークを回航しました。その後の走りもよく、風の振れなどもあり10番中盤まで上がりましたが、下りのレグ3分の2ほどのところで、再度右に大きく振れ、30番前半まで落ちて下マークを回航。下マークでコース変更旗が掲揚され、上マークの位置が右へ移動しました。鈴木/和田は風を読み挽回を試みましたが、順位を上げることができず34位でフィニッシュしました。
今日のレースで圧巻だったのは、ポーランドのチームです。1上を20番後半で回航し、下りですぐに方向転換をして右海面を使い10番後半で下マークを回航。その後左奥まで行き、さらに順位を上げ、なんと大ゲインの2位でフィニッシュしました。
その後、宿泊先でチームコーチと話をしたところ「あの2上はギャンブルだった。良い成績が取れて良かった」と言っていました。勝負にはしっかりした風の読み、コース取りも重要なのですが、彼らのように運を味方につけることも必要なのかもしれません。セーリングの奥の深さです。
今日の成績により、鈴木/和田は総合順位を3つ落として23位。国枠取りも7番目から8番目へと1つ下げてしまいました。明日はレイデイです。しっかり休み、リフレッシュして再度チャレンジです。
◎スターワールド成績 大会4日目 参加28カ国73艇
23位 鈴木國央/和田大地 36-10-21-34
大会4日目ダイジェスト
◎Star Worlds 2012
http://www.starworlds2012.com/
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