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470ジュニア、目指せメダルレース!

ニュージーランド・470級ジュニアワールド4日目。今日はまぶしいほどの快晴。朝から5〜8ノットの風が入っており、予定通り11時スタートとなりました。日本チームは、これまでの反省を踏まえたレース展開ができるようになり、徐々にペースをつかんできました。男子・土居組が10位のアルゼンチン艇に6点差に迫ってきました。女子・波多江組も1-4位の健闘を見せ、英国・バーネット組に9点差の4位につけています。(レポート・写真/JSAFオリ特・中村健一)


大会4日目、スタート。photo by Ocean Photography

◎第7レース
コース:I2(インナー2周)
上マーク:25度(振れ20〜35度)
風速:5〜6ノット
昨日と同じ風向風速、風の振れも大きくブローが非常に見えにくいため、コンパス角度と集団の動きがとても重要になってきます。選手達もレース数が増すたびに興奮度が高まるのか、かなり積極的にスタートを攻めてきています。日本チームはゼネリコ後の黒色旗で良いスタートを決めて、1上マークを3艇がシングル回航、今大会初めて上位回航となりました。その後も順位をキープしてフィニッシュ。少しずつ調子が上がってきました。

◎第8レース
コースI2(インナー2周)
上マーク:30度(振れ10〜35度)
風速:7〜9ノット
ゼネリコ後の黒色旗でスタート。風の強弱が激しく順位の変動もある中、何とかシングルでまとめて1上マークを回航。その後、大きく崩れることもなく、順位をキープしてのフィニッシュとなりました。男子・土居組はこれまでのベストとなる6位を取りました。

男子は、イタリア・サイモン組が8レース中7レースをトップフィニッシュ。ダントツです。あまりの速さに言葉がありませんが、ここ一番、日本も一矢を報いてほしいと思います。男子はメダルレースに残るために、5位以内の順位がほしいところです。女子は3位以内に入ってほしいと思います。そのためには、先ずはそれぞれの課題をクリアして良いレースを展開することが大切です。残り4レース。良いレースをして、さらに上を目指しましょう。

◎選手コメント
土居:「後半戦の一本一本を大切にしてレースを戦っていきます」
磯崎:「スタートが上手く出られないので、それを意識してしっかり戦います」
今村:「クルーとコミュニケーションを取りながら、周りの状況を教えてもらい、自分の頭の中でレースをイメージできるようにして、より以上のスピードが出せる感覚を作っていきます」
外薗:「今回は1上が悪いので、スタートから1上までしっかりとマークと風、集団を意識して展開していきます」

波多江:「これまで1上の順位がキープできていないのが課題でした。今日は、クルーとのコミュニケーションをよく取るようにして、4つの目を活かしたせいか女子でトップを取ることができました。明日からももっと二人で話し合い、より良いコースが引けるようにしていきます」
畑山:「今日は1上を4番で回航することができました。落ち着いて動作やまわりを見ることができると、ちゃんと順位がついてきます。明日からも気を抜かず自分たちの力を出していきます」
波田地:「スタートは積極的に一線から出ることができましたが、シフトに合わせ切れず、コース展開に苦戦しました。少しでも順位を上げられるようにミスなくがんばります」
牟田:「まわりや風を見ることばかりに気を取られ、スピードや角度を取ることがおろそかになりました。明日は優先順位やチェックポイントを決め、走りの改善を図りたいと思います」


大会4日目のダイジェストです

◎470級ジュニア世界選手権 第8レース終了時
男子(参加21艇)
11位 土居一斗/磯崎哲也 8-12-(13)-12-7-9-8-6
14位 今村亮/外薗潤平 (15)-8-11-14-11-10-9-13
女子(参加10艇)
4位 波多江慶/畑山絵里 (8)-4-2‐4-7-4-1-4
8位 波田地由佳/牟田絢美 9-6-6-8-5-(10)-9-9

◎2012 470 Junior World Championship
http://www.470sailing.org.nz/470JW%27s/news.html

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