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葉山開幕、レーザーナショナルチーム選考

2月8〜12日まで神奈川県葉山港で「2012年度レーザー級、レーザーラジアル級ナショナルチーム選考」が開催されます。この大会で、2012年度のナショナルチーム各3名が決定します。エントリーするのはレーザー級(男子)12名、ラジアル級(女子)11名。この大会はロンドン五輪へ出場するための、日本でおこなわれる最終選考となります。(BHM編集部)


大会初日は開会式後、午後からレース開始。5日間で12レースが予定されています。国内最終選考とあって選手たちの緊張感が伝わって来ます。なかには1カ月前から葉山でトレーニングしていた選手もいたとか。気合は十分です。選手たちは、冷たい北風のなかを出港していきました。photo by Junichi Hirai

◎レーザー級
ホール・イアン/福岡ヨットクラブ
粟野和昭/レーザー逗葉フリート
城 航太/エス・ピー・ネットワーク
永井久規/豊田合成
齋藤大輔/秋田県セーリング連盟
安田真之助/鹿屋体育大学
南里研二/佐賀県セーリング連盟
室松さとし/ダウンアンダーセイリングジャパン
川村 岳/和光高等学校
真田敦史/パルーナ
北村勇一朗/聖隷クリストファー高等学校
平川竜也/逗子開成高等学校

◎レーザーラジアル級
多田桃子/日吉染業
原田小夜子/鹿屋体育大学海洋スポーツセンター
高橋 香/福島県セーリング連盟・和歌山セーリングクラブ
土居愛実/山手学院高等学校
蛭田香名子/豊田自動織機
松苗幸希/室蘭市体育協会
冨部柚三子/日本女子大学
長谷川哲子/豊田自動織機
村山仁美/東海大学付属高輪台高等学校
荒井かおる/ウルマンセイルスジャパン
石川智香/放送大学

ここで、レーザー級、ラジアル級の選考方法を復習してみましょう。まず、この大会の上位選手から順番に世界選手権出場の権利を得られます。ここで負けてしまえば、選手の五輪キャンペーンはそれまで。勝ち残る選手以外は、最終最後の戦いとなります。

しかし、国際レーザークラス協会からは、現時点で世界選手権で日本へ与えられる選手数が確定していません。今回のナショナルチーム(ナショナルチームに入るとレース遠征等の援助を得られます)は男女3名ずつですが、事情によっては、それ以下の出場枠しか得られない場合もあります。それを踏まえると、「未確定な状況でおこなわれる選考レース」とも言えます(通年の世界選手権では、日本へ3、もしくは4枠が与えられています)。

今回の成績上位者は、5月ドイツ・ボルテンハーゲンで開催される世界選手権へ出場します。このワールドで日本人最高順位を獲得した選手がロンドン五輪日本代表となりますが、出場権利を獲得していない日本レーザー級は、残り12カ国を争う出場国枠獲得という使命も残されています(ラジアル級は国枠獲得済)。

また、2011年度ラジアル級全日本チャンプの土居愛実は、すでに世界選手権出場権利が与えられています。そのため、土居だけは、もしナショナルチームに入らなかったとしても世界選手権へ出場する権利があります。

書いているBHM編集部も混乱しそうなのですが、ポイントは、『レーザー級、ラジアル級の上位3名。ただし例外もあり』ということ。大会は12日まで。レーザー級、ラジアル級選手にとって4年間の集大成ともいえる本大会に大注目です!

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