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2レース消化、ナショナルチーム選考初日

レーザー級、レーザーラジアル級ナショナルチーム選考初日。いよいよロンドン五輪に向けた2クラスの国内選考が始まりました。午前中に開会式、艇長会議が行われ、13時に第1レースが定刻どおりにスタート。続いて第2レースも8〜10ノットの中で行われました。(レポート/JSAFオリ特広報)


レーザーラジアル級スタート。photo by JSAFオリ特

昨日の南西の強風がもたらした同方向からのうねりと風向が真逆で、選手にとっては艇を安定させるのにかなり難しい海面状況でした。加えて、60〜80度の風のシフトと強弱のためにコース戦略を立てることがつらい1日となりました。また、レーザー級、レーザーラジアル級共にナショナルチーム数3枠と言う狭き門に対するプレッシャーの影響か、全体的に固さを感じるレース展開となりました。

◎レーザー級
第1レースはダントツを走っていた城を最後のリーチングで捉えた19歳の南里がトップ。途中、強弱がある風の中でも丁寧に風を拾って走っていたのが印象的でした。第2レースは同じく風は強弱、振れがあるコンデションの中、リコール旗掲揚でスタートしました。その中にはトップフィニッシュした永井も含まれていました。繰り上がりでトップとなったのは安田で、初日2レースを3‐1とまとめ、総合でトップに立ちました。「作戦どおりです。初日は手堅く、がまんのレースを考えていました」(安田)

◎レーザーラジアル級
軽風の2レースでユース選手が前を走る活躍を見せました。ラジアル全日本チャンピオンの土居が力を発揮。2レースとも安定したレースで初日のトップに立ちました。第1レースで、土居を最後まで追い詰めて2位でフィニッシュしたユースの村山は、最後の吹き上がりで苦労したものの、フィニッシュまで持ちこたえて総合3位発進。また、パースISAFワールド代表だった原田も1上で悪くとも追い上げて上位でまとめ、総合2位につけています。総合4位の蛭田は軽量級選手を相手にしなければならない国内選考レースを想定して軽風対策をしてきた成果が出て、上位に残る踏ん張りをみせました。

佐々木共之ジュニアユース育成強化育成委員長のコメント
「ユース選手達はいい出だしを見せてくれました。少数でのレースに慣れていない中で、ブローと他艇との位置関係をよく考えたレースができたと思います。明日からも成績にこだわることなく、集中力を切らさず戦っていってほしいと思います」

◎ナショナルチーム選考レーザー級 (12艇)
1. 安田真之助 3-1
2. 南里研二 1-4
3. 城航太 2-5
4. ホール・イアン 6-2
5. 真田敦史 7-3
6. 齋藤大輔 5-5
7. 粟野和昭 4-8
8. 北村勇一朗 9-9
9. 平川竜也 12-7
10. 室松さとし 8-11
11. 川村岳 11-10
12. 永井久規 10-OCS

◎レーザーラジアル級(11艇)
1. 土居愛実 1-2
2. 原田小夜子 3-3
3. 村山仁美 2-6
4. 蛭田香名子 4-4
5. 長谷川哲子 8-1
6. 松苗幸希 5-8
7. 冨部柚三子 6-7
8. 多田桃子 10-5
9. 荒井かおる 7-11
10. 高橋香 9-9
11. 石川智香 11-10

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