アメリカズカップに12カ国15チームエントリー
サンケイビジネスアイ・コラム(36)
アメリカズカップに12カ国15チームエントリー
2013年サンフランシスコで開催される第35回アメリカズカップの出場申し込みが3月31日で締め切られた。4月1日の情報では、すべてのチーム名はあきらかにされていないものの、防衛チームとなるアメリカ・オラクルレーシングに対して14の挑戦チームが名乗りをあげたという。
これで合計15チームにより、アメリカズカップまでの前哨戦となるワールドシリーズを戦うことになる。同日の発表では、2011年のワールドシリーズ開催地と日程、8月ポルトガル・カスカイス、9月イギリス・プリマス、アメリカ・サンディエゴも発表された。大会に参加するのは、フランス、スウェーデン、中国、ニュージーランド、イタリアなど12カ国。アジアから2回目の挑戦となる中国が参戦するが、あきらかにされていない参加チームの中に韓国が入っているという噂もある。日本はこの世界規模のヨットレースに名乗りをあげることはできなかった。
巨大カタマラン(双胴艇)を採用するという、あたらしいルールのアメリカズカップに賛否両論ある。しかし、15チームというエントリー数に驚いたファンは少なくないだろう。この参加数は、(2艇でおこなわれた前大会をのぞいて)過去4大会の平均が11チームだったことを考えても大幅に増えたことがわかる。この流れで前大会で泥沼の法廷闘争まで発展したアメリカズカップが、ふたたび『世界最高峰のヨットレース』と呼ばれるまで復権することを期待したい。
あたらしいスタイルにかわったアメリカズカップ。新ルールによる初大会ゆえに、どのチームでもカップを勝ち取るチャンスがある。現在、いくつかのチームは、すでにニュージーランドでトレーニングを開始している。(2011.4 文/平井淳一)
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