バルクヘッドカレンダー初回分発送しました
バルクヘッドマガジン・カレンダーを注文していただいたみなさん、大変お待たせいたしました。できあがったカレンダーは予約された方から随時発送しています。初回発送分は、本日か明日には到着すると思いますので、楽しみにしていてください。(BHM編集部)
バイト料(うまい棒)と引き換えに発送作業を手伝う編集部員5歳。飽きっぽいのが玉に瑕。photo by Junichi Hirai
先日も書きましたが、注文のメールにひとこと、ふたことのコメント、なかには長文をメールしてくださる方もいて、とても励みになっています。みなさんの近況報告と応援を読ませてもらうだけで、「来年もガンバロー!」という気持ちになります。
さて、今回のカレンダーではバルクヘッドマガジンが撮影した12カットを選びました。分かりにくい写真もありますので、裏話を混じえて説明したいと思います。ご購入された方は「この写真は、この時、ここで、こんな気持ちで撮っていたんだ」とカレンダーを眺めてもらえたらさいわいです。
2014バルクヘッドマガジンカレンダーで使用している写真一覧です
1月 蒲郡・2010年全日本学生ヨット選手権
2010年の全日本インカレは本当によく吹いて、早稲田大が総合三連覇、日経大がクラス三連覇を飾った大会です。写真は中央大の470チームで、フィニッシュラインを切る直前のものです。結構、吹いていてスピンを張らずにかっ飛んで来ました。撮影技術的には流し撮りという方法で、シャッタースピードを遅く(15〜30分の1ぐらい)にしてカメラを船の速度に微妙に動かしながら撮影しています。流し撮りはタイミングが命で失敗がほとんど(まず選手が動いているのでブレすぎてしまいます)。この1カットを撮るだけで150枚ぐらい無駄にしてしまいました。
2月 江の島・2009年オプティミストナショナルチーム選考
この選考レースもよく吹きました。朝から雨が降っていて西の強風。大きなうねりが入る江の島ではレースできるギリギリの状況で、OP級のナショナルチーム選考だからできたようなものでした。途中でさらに風が吹き上がってレースは途中でキャンセルされたと思います。この時、カメラ本体を新調して2日目でしたが、雨にやられたようで電源入らず(データは無事でした)。買ったばかりなのにあっさり壊してしまい、がっくりした思い出があります。
3月 西宮・2013年ジャパンカップ
今年、西宮で開催されたジャパンカップです。写真はロングレースフィニッシュ間際の〈GUST〉(KER40)です。ロングレースを取材撮影する時は、ずっと海に出ていることは少なく、レース本部でレース艇の動き聞き、状況を予測して海に出ます。この日は朝に葉山を出てクルマで西宮へ。移動日だったので海に出る予定は入れてなかったんですが、ちょこちょこレース本部に状況を聞きながら新西宮ヨットハーバーへ到着。「ぎりぎり間に合うかも?」ということで大急ぎで海へ出ました。シーブリーズが吹き上がり、西宮特有のドッカンドッカン来る三角波もひどく、すぐさまズブ濡れになって撮影したものです。優雅に見える写真かもしれませんが、かなりヒドイ状況でした。
バルクヘッドマガジンフォトギャラリー ジャパンカップ
4月 若洲・2013東京国体
これも今年撮影した写真です。バルクヘッドマガジンは、これまでタイミングが合わず3、4回しか国体を取材していないのですが、2020年東京オリンピックが決まった直後で、その興味もあって東京若洲へ。写真はフィニッシュ時のセーリングスピリッツ級(SS級)少年男子、静岡県チームです。SS級は日本独自のクラスで、「船価を下げる、日本の事情に合わせたクラスルールを作る」等を目的に2000年に登場したクラスです。2015年から少年種目は420級に変更される予定のため(成年女子は継続されます)、この写真は何十年か後に貴重なものになるかもしれません。それと、東京オリンピックと時期は違いますが、「背景や海の色は同じような感じになるんだろうな」と思いながら撮影していました。
バルクヘッドマガジンフォトギャラリー 東京国体
5月 葉山・2013オプティミストアジア選手権
今年8月、葉山で開催されたOP級アジア選手権の最終日前日、下マークを回航した直後のフリートです。シンガポール、タイが地元日本を圧倒した内容で、特に世界ナンバーワン、シンガポールの高いセーリングスキルには目が飛び出るほど驚かされました。また、自他国の関係者と話してみて、各国それぞれの活動方針が違うものも、日本の情熱も負けていないことがよく分かりました。その情熱とは、選手はもちろん父兄、コーチのエネルギーです。ジュニア、ユースを育てないスポーツに競技の未来はないし、世界に飛び立つ若きセーラーの活躍を願ってやみません。
バルクヘッドマガジンフォトギャラリー OP級アジア選手権
6月 仏イエール・2011年フランスオリンピックウィーク
2011年は私たちにとってわすれられない年です。3月東日本大震災があり、大きな被害にあった東北地域、全国でも大混乱がありました。セーリングイベントは軒並み中止となり、編集部もこのまま海はどうなってしまうんだろうと考えました。そのような不安な時期にもかからわず海外レースを取材をしたのは、こんな時だからこそ、情報発信を止めたくなかったからです。そして、その情報発信(以前と変わらずに好きなヨットの情報が手に入るということ)が、被害にあったセーラーを応援する役割になるのではないか、と考えてのことでした。写真は4月恒例、イエールISAFワールドカップの初日、ロンドン五輪470級女子で銅メダルを獲得したオランダチームです。
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あれ、思うままツラツラ書いていたら、半年分でこんなに長くなってしまいました。下半期の写真(7〜12月)の裏話については、後日紹介いたいと思います。
==== バルクヘッドマガジンカレンダーの購入方法 ====
2014バルクヘッドマガジン卓上カレンダー
写真サイズ:A5(縦148mm × 横210mm)
写真:12枚+表紙
価格:2000円(送料無料)
※在庫がなくなり次第販売終了となります。
バルクヘッドマガジンカレンダーの購入手順
バルクヘッドマガジン編集部(editor@bulkhead.jp)へ下記をコピーして必要事項を書き込みメールしてください。追って確認メールを送ります。銀行口座を案内しますので、代金をお振り込みください。1部=2000円、送料は無料です。
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