22艇出場、葉山テーザースプリング
テーザーセーラーにとって、恒例となっている4月後半の葉山でのスプリングレガッタが、今年はゴールデンウィークの入り口、4月28日、29日に開催された。(レポート・写真/日本テーザー協会)
朝の北風が残る中、第1レースがスタート。レースは昨年の全日本チャンピオンの佐藤/村岸が圧巻のレース展開をみせた。一度先頭に立つと抜かれることなくトップフィニッシュ。2位に宇佐美/小田倉、3位に渡辺/中川が続いた。
第2レース、まだ残る北風の中スタート。1上マークは前年覇者の山村/池田がトップで回航、ポジションを入れ替えながら大会に挑みこのレースは池田が舵を握る。
後ろから迫るのは、佐藤/村岸。ランニングではミートするまで、迫られるものの何とかマークでは前を維持し、上りのレグでは、ストラテジーよりもタクティクスを意識した抑えるコース取り。すると逆の海面を選んだ河合/白岩が伸び、上マークでは両艇の間に入りこむ。そのままサイドマークへ向かったところで、S旗掲揚でフィニッシュとなった。
その後、長い風待ち。陸に戻ってパーティーの時間も気になる15時過ぎにようやく海風が入ってきた。すぐにスタートしたい運営陣の思惑とは異なり、上有利に設定されたスタートラインの影響もありゼネラルリコールを繰り返した。スタートラインを狭くし、ブラックフラッグを掲揚してようやくスタート。
1上マークは左海面を選んだ艇が前を回航。その後は、右海面を選んだ有力選手達も加わり熾烈な上位争い。最終的には1位佐藤/村岸、2位池田/秋吉、3位山村/池田となり、初日のレースは終了となった。
2日目の予報も微風。この日は同じ会場でOPのレースも開催され、朝から賑やか。OP側は陸上でAPが掲揚され、陸上待機となるが、スロープが混雑してしまうことを避けるため、テーザーは予定通り出艇し、海上で待機することになった。
結果この判断が功を奏し、予定された最大レースの4レース行う事ができた。この日は、最終順位が上位となる4艇中心のレース展開となった。第4レースは軽部夫妻がレースを引っ張るが、最終レグで山村/池田が追いつき、最終的にはハナ差でのフィニッシュ。当事者は順位がわからなかったが、山村/池田が1位、軽部夫妻が2位、佐藤/村岸が続いた。
第5レースは、この日好調の軽部夫妻がトップを守り1位。2位に佐藤/村岸、3位は山村/池田となった。第6レースは、植田・抜井がトップを伺ったが、最終的には佐藤/村岸が1位。最終レグには山村/池田にも抜かれ3位となった。
最終第7レース。1位を取る事が優勝の絶対条件である山村/池田は下マークギリギリからのスタートを狙う。それを阻止しようとする佐藤/村岸艇に山本夫妻艇も絡みケースが起きてしまう。佐藤/村岸艇は、権利艇の山本夫妻艇の艇を避けさせ2回転、山村/池田はマークタッチにより1回転を行ってからのレース参加となった。
その後は対照的な展開となり、粘り強く順位を上げていく佐藤/村岸艇に対し、山村/池田艇はなかなか順にを上げられず、トップまで順位を上げた佐藤/村岸が大会の優勝を決めた。準優勝には山村/池田、3位は軽部夫妻となった。
佐藤/村岸は、全日本、ミッドウィンターに続き、3大会連続の優勝となった。ワンランク上の走りを見せている彼らの連勝をストップするのはどの艇だろうか? 挑戦者求む!
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