ワールドカップ・マイアミ初日。470好発進

  • 27
  • Jan

 1月26日、アメリカ・マイアミでISAFワールドカップ第2戦マイアミ大会が開幕しました。大会初日は前線が通過して大雨が降るハプニングもある強風の1日となりました。日本勢の結果は、470級の松永鉄也/吉田雄悟が5位、女子の吉田 愛/吉岡美穂が4位と好発進。大会初日の暫定成績は次の通りです。(BHM編集部)

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470男女、レーザー、ラジアルのバースになる「USセーリングセンター・マイアミ」。本大会は全艇同一のバースではなく、車で移動する距離にある複数のヨットクラブに分かれて開催されています。photo by Junichi Hirai

RS:X級男子 65艇 3R終了時
1. FRA Louis Giard 2.00p
2. GRE Byron Kokkalanis 3.00p
3. GBR Tom Squires 4.00p
22. JPN Makoto Tomizawa 22.00p
47. JPN Yuma Itabisashi 43.00p

470級男子 42艇 2R終了時
1. GBR Luke Patience / Elliot Willis 3.00p
2. AUS Mathew Belcher / William Ryan 6.00
3. RSA Jim Asenathi / Roger Hudson 10.00p
4. FRA Sofian Bouvet / Jeremie Mion 11.00p
5. JPN Tetsuya Matsunaga / Yugo Yoshida 12.00p
6. NZL Paul Snow-Hansen / Daniel Willcox 15.00p
17. JPN Kazuto Doi / Kimihiko Imamura 30.00p
26. JPN Shibuki Iitsuka / Shinji Hachiyama 53.00p

470級女子 30艇 2R終了時
1. NZL Jo Aleh / Polly Powrie 4.00p
2. GBR Hannah Mills / Saskia Clark 7.00p
3. GBR Sophie Weguelin / Eilidh McIntyre 10.00p
4. JPN Ai Kondo Yoshida / Miho Yoshioka 12.00p

49er級 56艇 3R終了時
1. ESP Diego Botín / Iago Lopez Marra 2.00p
2. ESP Federico Alonso Tellechea / Arturo Alonso Tellechea 5.00p
3. AUS David Gilmour / Rhys Mara 6.00p
17. JPN Yukio Makino / Kenji Takahashi 14.00p

プロ化するオリンピックセーラー

 今年のISAFワールドカップは、年間6戦が予定されています。しかし、大会ごとの内容は、出場する選手の層によって異なっています。五輪セーリングの中心はヨーロッパです。欧州以外のオーストラリア・メルボルン大会、アメリカ・マイアミ大会、中国・青島大会では、出場選手がどうしても自国選手に偏ってしまいます。

 昨年開催されたメルボルン大会や青島大会は、ほとんど自国選手だけが出場する大会になりました。昨年10月、青島へ日本からたった1チームで出場した吉田 愛/吉岡美帆(ベネッセ)は、彼女たち1艇以外はすべて中国艇というレースで「いつもと全く違うアウェイの戦いになり、自分のセーリングのプラスになったかのかどうか…」と言葉を濁したほど。

 しかし、今年のマイアミ大会は2014年大会と異なり、各種目でエントリーが増えています。特に470級は前週におこなわれた北米選手権とあわせて、ほぼ完璧なトップランカーが集まりました。ちなみに前週に開催された470級北米選手権では、松永鉄也/吉田雄悟が3位、女子の吉田/吉岡が3位入賞を果たしています。

 この流れは、前回の記事で紹介した「ワールドカップの出場数が限定されたことで、選手自身がランキングを上げることを目的としている」だけでなく、プロ化している選手の活動事情も理由では、と分析するのは吉田雄悟選手。

「470にトップが集まったのは、2015年の世界選手権が当初「イスラエルで3月」と発表されていたので、早い段階で計画を立てたからだと思います。今回もクロアチア以外は勢揃い。いまのトップの選手はキャンペーンを、いままでのように4年、4年といった五輪ごとの区切りではなく、(活動資金を得て)長期にわたって継続活動できるようになったことも理由ではないでしょうか。だから海外遠征の計画も立てやすいし、上位選手が集まるレースには、同レベルの選手が出場してレースがどんどんハイレベルになる。自分たちにとってマイアミ大会は選考前の練習レースの位置づけです。でも、このようなハイレベルな戦いは、日本にいては経験できないこと。この大会で上位を目指します」(吉田雄悟)

 また、ISAFランキングも2年ほど前までは、大会に出場することで自然と上位に入る選手もいましたが、いまのランキングは、トップ選手がランキングレースに出る頻度が高くなったので実力相応になってきている、とも。それと同時にトップの選手がやめずに実力を上げていくので若手選手はそれ以上にがんばらないとついていけない、という状況もみえます。いまの五輪セーリングは、ひと昔前に比べて、どんどん変わってきていることは間違いなさそうです。

ISAF SAILING WORLD CUP MIAMI 2015
http://mocr.ussailing.org/

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